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    【番外編】「東北縦貫道路(ロード)」野口五郎


    「東北縦貫道路(ロード)」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji (東海林 修 )

    いつも録音した音楽をランダムに流して聴いています。
    家事をしながら 音楽を流していたのですが
    ふと動きが止まって 音楽に聞き入ってしまいました。

    1980年2月に発表されたアルバム『樹海 BALLADE』
    この中に収録されていた「東北縦貫道路」です。

    40年以上も前の歌なのですが
    今聴いても 本当に胸に沁みます。
    他の事をしていても はっとして聴き入ってしまう。
    この事実に 正直自分でも驚いたのですが
    しみじみと 愛にあふれた素晴らしい歌だと思ったのです。

    かつてのことを振り返り
    Osamu先生がおっしゃってました。
    五郎さんもとても気に入ってくれていたのに
    シングルにならなかった。
    どうしてシングルにならなかったのかな、と。
    先生は シングルになると自信がおありだったようです。
    シングルらならなかったことを残念に思っていらっしゃったのだと
    私は感じました。

    良い歌というのは 時がたっても色褪せませんし
    いつまでも聴く人を励まし続けますし
    勇気づけます。

    この歌は
    人間にとって必要な
    愛とぬくもりがとても感じられる歌なのです。
    体温を感じる歌、というのでしょうか。
    シングルA面として世に出ていれば
    その後 この歌で励まされ、立ち上がれる人が
    たくさんたくさん出てきたはずです。

    そのことを残念に思います。
    けれど 今やYouTubeでも 
    誰でも音楽が聴ける時代になりましたので
    この音楽が たくさんの人の心に
    届くことがあるといいなぁと
    私は いつも思っております。

    曲もアレンジも素晴らしいのですが
    五郎さんの声が愛で満ちています。

    素晴らしい作品だと思いましたので
    とにかく聴いてみていただきたいと思いました。

    前に書いたこの曲のレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-833.html
    樹海
    ユーチューブからお借りしてきました。
    いつまであるかわかりませんが
    ぜひお聴きください。
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    春に聴きたい五郎さんの作品

    立春を過ぎましたが
    まだまだ寒い日々が続いています。
    お天気も悪い日が多く
    太陽の光が 恋しいような今日この頃。

    こんな時は 春の歌を聴くのが一番だと思いました。

    というわけで 春に聴きたい
    osamu先生の作品の中より
    五郎さんの作品 ベスト3を書きます。
    あくまで 私の今の気持ちです。

    第三位「そして春へ」
    水彩画のような 美しい景色。
    美しい春。
    暖かい春。
    そんな春の中での別れ。

    どんなに 悲しい別れであっても
    愛した記憶は
    美しい春の景色のように
    この心を温め続けてくれます。

    愛の余韻がいつまでも心に残る「そして春へ」
    聴きたい春の歌です。

    関連記事
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-829.html
    樹海


    第2位「いつかあの日の歌が・・・」
    春は不思議と 心を少女にもどしてくれる季節です。
    幼い日の 春の 幸せな記憶は
    大人になっても消えることはありません。
    そして 大人になった時 いつも自分の背中を押してくれます。
    孤独な心にも 春の陽だまりを与えてくれます。

    美しいメロディは
    幸せな記憶を この胸に蘇らせてくれます。

    関連記事
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1288.html

    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-960.html

    第一位「宇宙船地球号」
    厳しい冬を耐え
    乗り越えてきた生き物も
    春が来ると 力強く動き始めます。

    生きているものの鼓動や息づかい。
    さあ これから動き始めるんだという
    あふれ出すエネルギーと希望。

    人生もおんなじで
    きっと春は来るし
    さあ、これからだと自分に言い聞かせる。

    一歩踏み出す力をくれる歌。
    生きている限り、挑戦です。

    関連記事
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1287.html
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-552.html
    今の気持ちで選ぶ春に聴きたい歌ベスト3でした。
    また時々、このような記事を
    書いてみたいと思います。

    もう歌われることもないけれど ずっと心から消えない大切な歌

    今日は 番外編です。
    五郎さんがステージで歌われた作品で
    もう歌われることもないけれど
    ずっと大好きで
    いつも心にあって
    決して忘れることのできない
    私にとって大切なカバー曲について書いてみます。

    もう聴けないけれど
    この心にいつも流れてくる歌声を3曲ご紹介します。

    ☆「青春のとき」
    1975年浅草国際劇場、中野サンプラザで歌われた作品。
    ふっと 口をついて出てしまうような 言葉とメロディ。
    すぅ~、っと 胸に沁みるような 若く素直な歌声。
    時に語るように 時に若さをぶつけ
    豊かに表現されました。

    立ち止まり振り返る青春のとき。

    「あなたが風のように 
     いつもそばにいてくれたから
     涙も不幸せも
     知ることなく僕は生きていた」 


    風さえも目に染みる気がする・・・
    泣けてくる・・・
    こんな素晴らしい歌があって
    私たちの青春はさらに輝きます。
    一日中聴いていられるようなカバー作品です。

    私の書いたレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1016.html

    ☆「僕は道化師」
    1976年日劇リサイタルで披露された作品
    「音楽祭」「4回戦ボーイ」「僕は道化師」の
    3つのオムニバスということで 披露されました。
    「音楽祭」は 故郷に帰るⅡで 音源化されましたが
    あとの二曲は音源化されませんでした。

    この頃の五郎さんは 闘っていらっしゃいました。
    高く飛び上がる一歩手前の段階だったのではないでしょうか。
    歌う情熱が あふれ出すような歌唱をしていらっしゃる時期でした。
    歌うことですべてを昇華させていらっしゃったのだと思います。
    このオムニバスは 五郎さんの人生そのものであったような気がします。

    「僕は道化師」は穏やかな三拍子。
    この歌も ふっと口をついて出てきてしまう歌。
    人はみな孤独だけれど
    夢に向かう意味があると教えられる歌。

    「不幸な人たちに 笑いをあげよう
     泣いてる少女に驚きあげよう
     なんにもできないが 逆立ちしながら
     悲しみ苦しみ引き受けよう」


    不器用でもいいじゃない。
    生きることが下手でも
    自分らしく 夢をもって生きていこう。
    きっと 自分も なにかの役に立てる時が来ると信じよう。

    この歌を口ずさみながら 
    いつもそう思ったものでした。

    私の書いたレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1060.html
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1229.html

    ☆「光の中へ」
    この作品だけは 音源化されております。
    これは本当にうれしいことです。
    魂を揺さぶられる力強い歌唱。

    全てを乗り越える力と
    勇気を与えてくれる感動的な作品です。

    「行け!光めざし 絶望よ おさらば。
     生きろ!
     生きるんだ!
     とりもどして 熱い命を!」


    今はもう歌われることはありませんが
    音源化されている貴重な作品ですので
    たくさんの人に聴いていただけることを願っております。
    生きる力になると思います。

    私のレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html
    もう歌われませんが
    いつも私の人生の
    すぐそばにあった作品をご紹介してみました。

    20170727goro3
    2023.2追記
    もう歌われることはないであろうと思っていましたが
    この記事に書きました「僕は道化師」を含む
    3つのオムニバスを
    五郎さんがコンサートでご披露くださいました。
    作品に再び 命を吹き込んでいただき
    心より感謝申し上げます。
    ありがとうございました。

    「光の中へ」野口五郎

    「光の中へ」野口五郎
    訳詞・栗原星紀 作詞・作曲・Becaud Gilbert  編曲・Osamu Shoji (東海林修)

    私はこの作品が大好きですので
    最初の頃に 書いたとばかり思っていました。
    最近 このブログ内で記事を探したのですが
    どこを探してもないものですから
    まさか・・と思うのですが まだ書いていないか
    書いていたけれど 何かの拍子に消えてしまったか・・・・・(ショック)
    いずれにせよ 一覧の中にないものですから
    こうして書くことにいたしました。

    この歌は長谷川きよしさんの作品のカバーです。
    1969年8月25日、フィリップスレコードから発売された
    「一人ぼっちの詩」の中に収録された作品です。
    もし聴いてみたい方がいらっしゃったら
    YouTubeで聴くことも可能ですから聴いてみられてはいかがでしょうか。
    シングルで発売された楽曲ではないようです。

    ということは 五郎さんが このアルバムを聴いていらっしゃって
    この歌を歌ってみたい、と思われたのではないかと思われます。
    五郎さんが 長谷川きよしさんが好きだと
    遠い昔に話されていたような気がします。

    長谷川きよしさんの楽曲のタイトルは「光の中に」なのですが
    五郎さんは「光の中へ」というタイトルにされています。
    きっと 光をめざし、光に向かって突き進むような気持ちから
    そのようにされたのではないでしょうか。

    この作品は 1975年の9月頃より
    1976年の春くらいまでの間、
    地方公演やラジオの公開録音
    明治チョコレートのコンサート
    そして 故郷に錦を飾られた 
    美濃でのコンサートにて披露されました。
    有難いことに故郷に帰るⅡで音源化されており
    今も聴くことが出来ます。

    この歌唱は 本当に感動的です。
    魂を揺さぶられる歌唱とは
    こういう歌唱を言うのだと思います。

    この歌に 全てを込めて
    自分を奮い立たせ
    持てる力のすべてをぶつけ
    力強く歌われています。

    この歌声を聴くと
    五郎さんが 夢に向かいながら
    苦しみ もがき うずくまりそうになりながらも
    光をめざして頑張っていらっしゃることがよくわかります。

    すでに光の中にいらっしゃる人に
    このような歌など歌えません。
    この歌は魂の叫びのようでもあります。
    悔しい想いもたくさん味わってこられたのでしょう。

    いろんな試練を乗り越えながら
    光をめざし 懸命に生きている姿がこの歌に感じられるから
    聴いている者は 胸を打たれるのです。

    ですから私は 苦しいとき
    一生懸命 闘っているときは
    この歌を聴かずにいられなかったのです。

    この人生
    この歌をどれだけ聴いてきたかわかりません。
    そんなことを思うと 私の人生は
    思った以上に 闘いの人生であったのだと気づかされます。

    「行け!光めざし 絶望よ おさらば。
     生きろ!生きるんだ!
    とりもどして熱い命を!」

    神様は 越えられる試練しか与えられないそうです。
    この世に生まれる前 ちゃんと決めて生まれてくるのだそうです。

    けれど 人生は 頑張れば頑張るほど
    絶望に近づく。
    この手に掴みたいものは
    掴めそうでつかめない。

    どんな人生にも 試練は容赦なく与えられます。
    苦しいのは 自分だけではない。

    だから私は この作品を
    生きているみんなに
    教えてあげたい気持ちでいっぱいです。

    この歌を聴くと
    きっと乗り越えてみせる、
    負けたりはしない、
    自分を信じよう、と思います。

    Osamu先生の編曲も
    五郎さんの歌声も感動的です。
    この頃のステージは
    本当に神がかっていらっしゃると思います。
    20170727goro3

    「アドロ」野口五郎 1976年2月3日テレビ「ミュージック・フェア'76」

    アドロ  野口五郎
    訳詞 : 毬まどか 作曲 : Armando Manzanelo 編曲 : 東海林修
    1976年2月3日テレビ「ミュージック・フェア'76」
    21:30~22:00フジテレビ放送
    ピアノ・編曲 Osamu Shoji(東海林修)
    チャープス 
    山本昌之とサウンドメイツ
    ミリオンポップスオーケストラ
    司会  長門裕之 南田洋子
    1976年1月28日収録

    先日はこの番組で歌われた「マイ・ウェイ」を書きましたが
    今日は「アドロ」を書きます。

    まだ19歳の五郎さんです。

    長門裕之さんが「五郎ちゃん とっても元気そうで!」
    南田さん「そうですね」
    「どうもっ!」
    「どうもこんばんわっ」
    南田さん「ねぇ 五郎ちゃん、五郎ちゃんってもう言っちゃあいけませんね。
    五郎君。君、でもいけないわね、野口さん。」
    五郎さん「いえいえ」
    「この23日で成人をお迎えになるわけでしょう?
    どんなお気持ちですか?」
    五郎さん「そうですね。20歳になってこれからやろうという気持ちと
    それからあの・・とにかく夢があるんです。」
    そんなオープニングから始まりました。

    当時五郎さんがとても好きだと言われていた「アドロ」
    Osamu先生のピアノで歌われました。
    豪華な演奏をバックに
    五郎さんの歌声もますます艶やか。
    甘く豊かに響き渡りました。

    なんといっても 最後の終わり方など
    もう情熱的で 力強く 素晴らしいです。
    こういうアレンジは やっぱりOsamu先生であればこそだと思います。

    この歌を聴いて 「野口五郎ってすごいな」って
    思わない人がいるのでしょうか。
    誰もが感動すると思います。
    Osamu先生は五郎さんがスターとして輝く
    ぴったりの素晴らしいアレンジをされていると思います。

    19歳・・・豊かで艶やかで甘くて
    本当に良いお声です。

    この若さでこれほどまでにムードのある
    愛の歌を歌えたのですから驚きです。

    もうこの世にOsamu先生はいらっしゃいませんが
    きっと 天国からあの時は楽しかったと
    ニコニコしていらっしゃるのではないでしょうか。

    良い番組でしたね。

    2作品が復刻されます!

    タワーレコードさんのサイトで見つけました。
    嬉しい嬉しい復刻です!!
    タワーレコードさま、
    ありがとうございます!!

    一枚目は 「Hot Ice'80 日本列島縦断キャラバン・コンサート」です。
    商品の紹介欄に
    「東海林 修作編曲の「HOT ICE」、同じく東海林 修作編曲の「されどわれらが日々」なども披露」
    と書いていただけてます。

    この作品で Osamu先生の作曲作品が出尽くした感じになります。
    万感胸に迫るものがあります。

    まさにこの作品で 「されどわれらが日々」のように
    「さあ 僕は行くよ 見果てぬ夢 追いかけて」
    と 二股の分かれ道に立ち
    それぞれの分野で
    道を切り開く日々となりました。

    良い音楽を 感性と人格が育つ時代に
    沢山聴けて吸収できたことは
    本当に有難いことでした。

    五郎さんにとっても
    東海林先生との出会いは大きいものだったと思います。
    素晴らしいステージの数々は
    人の心から消えることはありません。


    二枚目は「季節風(オリジナル・サウンドトラック盤)」です。
    こちらも内容紹介には
    「音楽は東海林 修が手掛け、ポリドール・オーケストラが演奏。
    その洗練されたインストゥルメンタルは邦楽レア・グルーヴとしての評価も高い。」と
    書かれています。
    本当にタワーレコードのスタッフの方は お耳が良く、
    よくわかってくださっていて感動です。

    私などはOsamu先生の洗練された
    繊細 且つ スペクタクルな音楽で育ってしまったものですから
    いろんな方の歌のアレンジを聞いても
    Osamu先生だったら
    もっと素敵なアレンジをしてくださっただろうになぁと
    さみしく思うことは多々あります。

    先生も亡くなられて3年になりますが
    私は 先生から教えていただいたことは
    いつまでも忘れまいと思いますし
    語り続けていくことが
    先生への恩返しだと思っております。

    とはいえ 自分の無力さは
    嫌というほど痛感しておりますが
    好きなものは 好きと言い続けて
    貫く強さを持ち続けたいと思います。

    復刻アルバムは限定商品ですから
    すぐに売り切れてしまうでしょう。
    たくさんの人が 購入されますことを願うばかりです。
    ぜひ 写真をクリックして タワーレコードさんのページをご覧ください。




    「愛のラルゴ」(2) 野口五郎

    「愛のラルゴ」野口五郎
    作詞・麻生 香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1976年10月24日  秋の五大都市コンサート~針葉樹~ 初演

    前にも書きましたが
    時が流れましたので
    もう一度書かせていただくことにいたしました。

    最近、 もし五郎さんが
    二度と歌われなくなったとしたら
    私自身が 本当に悲しいと思う曲は何だろう・・・と
    真剣に考えてみることが多くなりました。

    それはすなわち
    自分が本当に大好きな歌ってなんだろう、という
    自分への問いかけです。

    最後の晩餐には 自分は何を食べたいか、という
    究極の問いに似ています。

    最後はもう 消去法で自分の心に問うのです。

    私は最近 「少女よ」と「愛のラルゴ」を
    もし五郎さんが歌われなくなったとしたら
    本当に本当に悲しいと思うようになりました。

    慈愛に満ちた世界観。
    大きな大きな世界から見つめる
    この小さな小さな ひとりの私。

    愛を求め 愛に迷い
    人を傷つけ 傷つく。

    愛されたいと心で叫びながらも
    孤独に生きるこの心に
    そっと手をさしのべて
    ギュッと 握りしめてくれるような世界。

    いつ聴いても変わらない。
    優しさと温かさがある。

    何の見返りも求めない。

    変わることのない愛で
    自分を満たしてくれる世界。

    だから私は つぎの世に旅立つ時には
    「少女よ」と「愛のラルゴ」を
    この胸でリフレインさせながら
    旅立てたら、と思います。

    いえ、2曲は欲張りというものです。
    できれば、満ち足りた
    「愛のラルゴ」で、と願う。

    そんなことを思うと
    旅立ちも怖くはないのです。
    きっと背中に羽が生えるように
    微笑んで飛んでいけそうな気がします。

    そして
    「愛のラルゴ」は 
    今聴くと なおのこと
    愛であふれていると感じます。

    とても美しく 尊い歌。
    初演の「愛のラルゴ」はヘンデルのラルゴから始まって
    厳かでありながら 晴れやかで 喜びがあふれていて
    私は特に大好きです。

    これぞ究極の愛の歌だと
    私は思うのです。

    「真綿のような あなたの愛の中で
    私は今 赤ん坊にかえる
    まぶしすぎる光にとまどうのは
    言葉のない 愛のせいでしょうか」

    愛のせいでしょうか・・・

    人生は このように この心に問うことです。
    嬉しい時も 辛い時も。

    そして
    生きることは愛なのだと
    知るために生きているのかもしれません。

    自慢するわけでも何でもありませんが
    私はもう 十分に愛しましたし
    十分に愛されました。

    夢のようなこともたくさんございましたし
    私は幸せな人生でしたから
    この「愛のラルゴ」を聴きながら
    残りの人生は 微笑んで生きていこうと思います。


    あなたにとって 大切な歌はどの歌ですか。
    その歌は あなたの人生にとって
    どんな存在ですか。


    ぜひその胸に
    問いかけていただけたらと思います。
    5大都市コンサート76

    「少女よ」(3) 野口五郎

    「少女よ」(3) 野口五郎
    作詞・麻生 香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1976年7月21日発売      アルバム「GORO IN LOSANGELES U・S・A 北回帰線」

    この歌について書くのは3度目になります。
    最近また しみじみと この歌を聴き
    胸がジーンとしています。

    どんなに時が流れても
    人の心から消えない歌があります。
    ふとしたとき 心に流れるフレーズやメロディがあります。

    そういう歌こそ 自分にとっての人生の道連れです。

    誰が作ったとか 誰が演奏したとか
    何処で録ったとか 誰が歌ったとか
    そういうことを 一切考えないで

    ただ
    この心が欲する歌というのは本物で、
    自分の人生の一部分だと思います。

    良い歌とは すべてを越えて
    この心に中にあるのです。

    私は「少女よ」という歌に癒されます。
    優しい心と 優しい瞳が
    戻ってくる感じがします。

    たとえばもう
    五郎さんがこの歌を歌われなくなったとしても
    この歌声はこの心に残り続け
    私を慰め 私を癒し続けます。

    心に残る歌というのは
    そういうものだと思います。


    北回帰線
    1. 紀元0年
    2. 薔薇
    3. 航海日誌
    4. ボトル・レタア
    5. 北回帰線
    6. グッド・ナイト
    7. 少女よ
    8. 狂った地球(かじつ)
    9. 汚さずにいられない
    10. 新宿午前四時
    11. 21世紀箱舟の出帆


    尚、Osamu Shojiシンセサイザー作品で、
    「少女よ」が入った
    野口五郎さんへの作品集「少女よ」は
    先生がお亡くなりになられた今、
    購入することが出来ません。
    お持ちの方は どうか 大切になさってください。
    先生の心、ですから。
    少女よ

    1. 箱船の帰還
    2. 水平線へ
    3. 少女よ
    4. 愛のラルゴ
    5. Bottled Letter
    6. 歌がある限り
    7. されど青春
    8. Chorus Line
    9. See you again


    "北回帰線~ゴロー・イン・ロスアンジェルス,U.S.A."
    (1995/04/26)
    野口五郎

    商品詳細を見る


    「バーボンでさよならを」野口五郎

    「バーボンでさよならを」野口五郎
    作詞・瀬高徹 作曲・編曲・ Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1977年1月29日~3月6日   GORO IN CNCERT~明治

    今の時代ですと
    まわりを見回してみると
    イケメンの爽やか男子や 可愛いキラキラ女子を
    身近に たくさん見つけることができますが
    まだ70年代という時代ですと
    なかなか見付けられなかったような気がします。

    今やだれもがSNSで発信できて
    チャンスは誰にもありますが
    あの時代は そういうわけにはいきませんでした。

    ですから芸能人になれる人は
    見たこともないような可愛い人や
    見たこともないようなかっこいい人や
    惚れ惚れととするような美男子や美女しか
    なれないんだと思う時代だったように思います。

    五郎さんは とにかく美男子で
    そのうえ歌が上手いし
    ギターも弾けて
    ユーモアもあって
    話しのセンスがとてもおありでしたから
    みんな夢中になるのは当然のことだったでしょう。

    明治チョコレートのコマーシャルに出ていらして
    その関係で チョコレートを食べて応募すれば
    コンサートに招待してもらえる、ということでしたので
    たぶんみなさん 鼻血が出るほど
    チョコレートを召し上がったのではないでしょうか。

    ファンも熱狂的でしたので
    コンサートでも お構いなしに叫ぶし
    話しかけるし
    五郎さんもお困りだったと思うんですけれど
    あまりにひどいときには
    お客さんの真似をして
    「あ゛ーー!」と叫んだりもされていました。

    歌っているときも 叫ばれますから
    そういう人は歌などどうでもよいんだろうなぁと思うんですけど
    きゃーー、という声ならまだしも
    客席から大きな声でしゃべられる人とかもいて
    本当に歌が聴きたくて聴きに来られた方は
    とても悲しい思いをされたと思います。

    そのうち ファンも段々と大人になられまして
    静かに聴けるようになったのですが
    こんなに 勝手に声を出されたら
    編集も難しいですし
    結局 音源にもなりませんでしたが
    明治コンサートは 初めからその予定がなかったのかもしれません。

    さて「バーボンでさよならを」は
    音楽的には 大人の音楽なのですが

    若くて五郎さんしか見ていない人のために
    少しユーモアを入れて
    面白い歌に仕上げられています。

    向こうに三つ揃えのスーツを着た人がいたと思ったら
    ゴロンボ刑事だった、とか
    途中 ナオコ婆ちゃんの声がして
    あまり飲み過ぎないように、とか
    子供の五郎さんが出てきたりとか
    ざっくばらんに 声を上げて笑ってもらえるような
    作品にされています。

    このコンサートの見せ場は
    やはり 「あいつの女房がおいらの恋人」から
    「MUSIC」にかけての ギンギンに聴かせるギターと
    スケールの大きなアレンジと 豪華な演奏、
    その中での五郎さんの迫力ある歌声ではないかなぁと
    思っているのですが
    このコンサートのあとには
    日生劇場でのリサイタルが控えており
    Osamu Shoji も 客席の反応を見ながら
    次の舞台で いかに五郎さんを輝かせようかと
    わくわくされていたのではないかなぁと思います。

    Osamu先生が
    かつてのことを振り返り
    良い思い出として
    懐かしそうに語ってくださっていたことを
    今も思い出します。

    五郎さんはとても幸せな歌手だと思います。

    明治チョコレートコンサート

    「マイ・ウェイ」  (野口五郎&伊東ゆかり)

    マイ・ウェイ  (野口五郎&伊東ゆかり)
    作詞・曲 : Paul Anka 訳詞 : 中島淳 編曲 : Osamu Shoji(東海林修)
    1976年2月3日テレビ「ミュージック・フェア'76」
    21:30~22:00フジテレビ放送
    ピアノ・編曲 Osamu Shoji(東海林修)
    チャープス 
    山本昌之とサウンドメイツ
    ミリオンポップスオーケストラ
    司会  長門裕之 南田洋子
    1976年1月28日収録

    先生は亡くなられても
    先生のご功績は 語り続けていきたいと思っています。

    ミュージック・フェアは今も続いている長寿番組ですが
    豪華な演奏で じっくりと歌を聴くことができる
    とても良い番組だと思います。
    そしてこの番組は アーティストによるコラボレーションに
    昔から力を入れてこられ、
    新しい世界を広げてこられた良い番組だと思います。

    1976年に ゆかりさんと五郎さんとOsamu先生による
    すてきなコラボが実現していました。

    ゆかりさんは お母さんになられたことが話題に上がっています。
    五郎さんのことを長門さんは「五郎ちゃん」と親しみを込めて話されていて
    五郎さんの若さと 可愛がられるそのキャラクターを知ることが出来ます。

    Osamu先生は お話の中で
    「二人とも僕が一番好きな歌のタイプ、非常に上手に表現できる」
    「特に二人は気持ちが通じる」
    と話されています。

    まずはお二人で歌われる「マイ・ウェイ」
    ファンファーレのような前奏から晴れやかに歌われる
    当時の五郎さんの「マイ・ウェイ」がベースですが
    一番がゆかりさん、転調して二番が五郎さん
    そしてお二人で・・・という流れになっています。

    さすがに ゆかりさんの「マイ・ウェイ」はしなやかで心地よいですし
    五郎さんも普段通り リラックスして歌われていて
    最後は主旋をゆかりさん 
    その先輩に寄り添うような五郎さんのハーモニーが
    聴く人の気持ちを優しくして 晴れやかにしてくれるような
    うれしいコラボになっています。
    本当は五郎さんが主旋を歌われたほうが
    キー的には さらに良いのはわかっているのですが
    五郎さんだからこそ それはされなかったのでしょう。

    お二人とも 今もご活躍されている
    スター歌手でいらっしゃいますが
    Osamu先生の音楽により さらに豊かに
    さらに世界を広げていかれ、
    一流の歌手になられたことは
    本当に嬉しいことだと思います。

    「四回戦ボーイ」 (2) 野口 五郎

    「四回戦ボーイ」 (2) 野口 五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji(東海林修)
    1976年3月20~23日     日劇リサイタル~女友達

    昨日「僕は道化師」を改めて書きましたので
    この歌も改めて書いておくことにいたしました。

    長く生きていると
    あぁ そうだったのか・・・とわかることがあります。

    それもすべて 挫折と失敗を繰り返して、
    身をもって悟った教訓です。

    けれど10代の少年や少女には
    わからないことでした。
    私は 歌で 教えられることが多かったように思います。

    当時の世の中は 恋愛の歌が主流でした。

    Osamu Shojiは 五郎さんに
    生きることを語らせたのです。
    そのことは当時 とても珍しかったように思います。

    けれど だからこそ いつまでも人の心に
    その人生に 添い続ける歌となりました。
    Osamu Shojiのご功績は大きいと思います。
    そのことを 書いておきたいと思うのです。

    人生
    物事を諦める時、
    辞めて行く時、
    去り行く時・・・

    なぜに戦わずして消え去るかというと
    その理由の一つには
    自分が惨めに感じるようになってしまったから・・ということが
    あるのだと思います。

    誇りがあるなら
    戦うはずです。

    そして 間違ってはいけないのは
    戦う相手は 自分自身、ということです。

    逆に言えば 戦う闘志がある時は
    誇りがある時、なのです。

    この「四回戦ボーイ」は
    そういうことも 少女たちに教えてくれました。

    たとえ当時は 漠然としかわからなくても
    震える心は 感じています。
    こういう作品に幼いころに出逢ったことは
    とても大きいのです。

    「顔の形も変わるほど 殴られ続けたスパーリング
    ろくに食事もできぬまま 減量 減量の毎日
    今に見てろチャンピョンベルト取ってみせるぞ このこぶしで」

    当時の五郎さんが こんな歌を歌われたのです。

    力尽きそうなとき
    負けそうなとき
    私はこの歌を聴きました。
    弱い自分にこぶしを入れるように。

    歌は 生きる力になります。
    そのことを私は実感して生きてきました。

    この歌は音源化されませんでした。
    素晴らしい作品、素晴らしい歌唱でありながら。

    けれど 
    聴いた日から私の心にいつもあります。

    出逢えて嬉しい作品でした。
    ラジオで聴けてよかったと 心から思っています。

    前に書いたレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1068.html

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    「僕は道化師」(2) 野口 五郎

    「僕は道化師」野口 五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji(東海林修)
    1976年3月20~23日     日劇リサイタル~女友達

    前にも一度書きましたが
    改めて書くことにいたしました。

    この世に突如 コロナウィルスというものが現れてから
    人々は動けず
    逢いたい人にも逢いに行けず
    集うことも恐れ 語り合うこともできず
    息をひそめる日々となりました。

    誰もこんな日々が来ると
    想像もしていないことでした。
    本来なら 東京オリンピックが華々しく開催され
    世界中の人が日本を訪れ
    にぎやかで 心の躍る一年になるはずでした。

    人々は懸命に耐え
    必死にこの試練を乗り越えようとしていますが
    いつのまにか失望感が胸を覆い
    楽しみや夢が見えなくなっています。

    そんな時 人は何に救いを求めるのでしょうか。
    何が人を救ってくれるのでしょうか。
    常に問う声がこの胸に響きます。

    そして
    自問自答する中で 私自身は
    音楽や歌に励まされていることに気づきました。

    特に最近は この歌に励まされています。

    「僕は道化師」

    この歌は
    日劇のリサイタルのために作られました。
    そして 残念なことに 音源化もされませんでした。
    こんな 素晴らしい歌が
    たった一つのステージでしか歌われず
    音源化されなかったのです。

    これは正直 曲を作られたOsamu Shojiも
    悲しく思われたことでしょう。

    何しろ素晴らしいステージでしたから
    誰もが まさか・・といった気持ちだったのではないでしょうか。

    けれど ラジオ番組で 流されたのが救いとなりました。
    私はその音源を聴いていました。
    録音したカセットは 宝物になりました。

    穏やかな三拍子。
    五郎さんの歌声が
    この心に
    語りかけるように
    温かく 染み渡ります。

    夢を失くしそうなとき
    希望が見えなくなりそうなとき
    空を見上げ 前に進む力を与えてくれました。

    音源化されていなくても
    私のように
    ずっと心の中で大切にして
    支えにしている方はたくさんいらっしゃると思います。

    こっそり抜け出した夜更けの広場
    明日はどこへと流れて行くのか
    旅から旅への青春だった
    恋さえ知らない日々だった


    人生は 流れていくから
    出逢いもあり
    夢もあり
    希望もある

    そんなことを今更ながら思います。

    不幸な人たちに 笑いをあげよう
    泣いてる少女に驚きあげよう
    なんにもできないが 逆立ちしながら
    悲しみ苦しみ引き受けよう


    希望を失くしそうなときは
    この歌詞を思い出します。

    誰かの笑顔のために
    誰かの安らぎのために
    誰かの優しさのために

    私たちは 上を向いて進んでいかなければならない。

    だから今一度
    この作品について 語っておきたいと思いました。

    参考までに 前に書いたレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-1060.html
    id_5396675681.jpg

    自分一人の力ではどうにもならない時こそ「箱舟の帰還」

    「箱舟の帰還」野口五郎
    作詞・麻生 香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林 修 )

    新型コロナウィルスによって
    何気ない日常は消え去り
    目に見えないウィルスと人類は闘うこととなりました。

    これは 神様から与えられた試練なのか
    それとも何かの罰なのか
    知るすべもありませんが

    人々は 飛ぶことを禁じられた鳥のように
    息を潜めて 過ごす日々となりました。

    こんな非常事態の中にあると
    夢とか希望とか 
    恋とか愛とか・・・を考えることは 段々と難しくなり
    生と死を見つめることになります。

    追い詰められた私たちは
    結局は
    何もかも通りすぎていくことを祈りながら
    一つの場所で息を潜めて
    じっとしていることしかない、
    という現実に打ちのめされますが
    希望は持たなくてはなりません。

    どうにもならないことが起き
    希望を失いそうな時
    私は この「箱舟の帰還」を聴きます。

    苦しい日々は きっと乗り越えられる。
    明けない夜はない。
    人生には幾度となく試練が訪れ
    すべてを奪っていくこともあるけれど
    この歌のように 人生には
    きっと新しい朝がおとずれると
    この歌を聴くと信じられる。

    だから絶望せずに立っていられる。
    私にとっては それくらい大きな作品です。

    1974年より 
    Osamu Shoji は五郎さんと共に
    作品やステージを作られた期間がありました。
    考えてみれば 5,6年というのは
    長い人生から考えれば 本当に短い時間です。
    ほんの短い期間ではありましたが
    お二人の作品は いつまでも人の心に残り続けることとなりました。

    たとえば このことを 誰一人、語らなくなったとしても
    その耳に その心に その記憶に問えば明らかだと思うのです。

    Osamu Shoji は その想いを
    野口五郎という歌手に託されました。
    託せる相手だからこそ ここまでの作品が生まれたのだと思います。

    はじめは 五郎さんをロックスターに仕上げたかったと言われていましたが
    頑なに 理想を貫くファンの心を理解され 寄り添われました。

    五郎さんは 
    太陽のように輝く スターとは 少し違っていました。

    ファンは 五郎さんの 光り輝く その裏側の
    翳りの部分に強く惹かれていたのです。
    太陽というよりは むしろ月のようでもありました。

    違った例えで言い変えますと

    霧のむこうに見える 見たこともないような
    輝きを放つ美しいものを 目を凝らして懸命に見つめる
    そんな感じだったようにも思います。

    愁いを秘めたしっとりとした やわらかい歌声。
    何かを秘めている・・・

    それこそが
    唯一無二の
    野口五郎という歌手の魅力だと思うのです。

    その素晴らしい歌声を持つ五郎さんに
    Osamu Shoji は 
    聴く人に語りかけるような歌を作られました。

    人生を語り
    愛を語り
    この心の痛みに寄り添ってくれたことを想います。

    闇の中で 行く道を照らす
    月のような美しさと優しさで
    手を差し伸べてくれるような
    人生の応援歌でした。

    迷う時は ぜひ聴いていただきたいのです。
    「箱舟の帰還」を
    「されど青春」を
    「少女よ」を・・・。

    名曲はたくさんあります。

    私は いつも聴いています。
    きちんと自分の人生を貫けるように。

    命日ですので 
    天国に届くように
    祈りとともに書かせていただきました。
    ***
    「箱舟の帰還」が生まれた時期の音源はこちらです。

    『GORO ON STAGE 故郷に帰るII '76.4.29 美濃市体育館』
    20170727goro3

    http://tower.jp/item/4534157/GORO-ON-STAGE-%E6%95%85%E9%83%B7%E3%81%AB%E5%B8%B0%E3%82%8BII-'76-4-29-%E7%BE%8E%E6%BF%83%E5%B8%82%E4%BD%93%E8%82%B2%E9%A4%A8%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    「いつかあの日の歌が・・・」野口五郎

    「いつかあの日の歌が・・・」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林修)

    1979年11月16日野口五郎プレ10周年記念リサイタルで歌われ
    ディナーショーなどでも歌われました。

    コンサートやディナーショーなどで聴かれた方は
    あぁ 本当に いい曲だったなぁ・・・と
    感動されたものと思います。

    音源化されていないOsamu Shoji の 作曲・編曲作品はけっこうあって
    本当に 残念な限りです。

    ファンの方は Osamu Shoji のオリジナル作品を
    当たり前のように聴いていましたが
    Osamu Shoji が 歌手のために
    こんなに曲を作られているのは
    野口五郎さんのみで

    あまりにも もったいなくて
    音源化されていないのは間違いだったと言い切ってしまいたいほどです。

    あたたかいピアノとストリングスの調べより始まります。
    もはや クラッシックな音楽の世界。

    とても美しいメロディ。
    やさしく 格調高く 美しい。

    五郎さんも少し 胸を張って
    いつもより クラッシックな歌唱方で きちんと歌われていました。

    本当に こんな 素晴らしい作品が音源化されていないことが信じられない!!
    当時の歌手で
    これほど豊かで格調高い歌を
    歌えた人がいただろうか!!

    絶対に間違っている。
    なぜに音源化されなかったのだろう!!

    残念極まりない、とは このことです。

    オーケストラで 歌われたら 本当に素晴らしいし
    感動的だと思います。

    そして格調高く美しい音楽にぴったりの
    この歌詞。

    こういう音楽こそ
    歌い継がれていってほしいのに
    どうしたことでしょうね。(涙)

    色とりどり 咲き乱れる丘で
    あなたは野いちごの実を 籠に摘んで
    スピンする 素足のトゥ・シューズHm・・・
    春は誰もが少女


    人は年を取っていくけれど
    人を少女に戻してくれる歌があるの。

    だから人は 歌を聴き
    歌を歌うのよ。

    (タメ口になってしまったけれど そこを私は強く言いたいのです。)

    この歌は 自分を少女に戻してくれる作品です。

    こんな素晴らしい作品を
    どうか忘れないでほしい。

    ファンの方には心よりそのことを
    伝えたい気もちです。

    音源化されておりませんが
    ファンの熱烈な声に押され
    Osamu Shojiが 
    2006年、シンセサイザーアルバムを作られました。
    他にも一曲 音源化されていない、レアな作品が入っており
    ファンにとっては 
    大変なお宝作品となっています。

    収録曲
    1. 宇宙船地球号
    2. いつかあの日の歌が……
    3. 心は孤独な狩人
    4. スキッピィ
    5. 音のない硬貨
    6. アラビアのロレンス
    7. ポップ・ロック
    8. 流氷~海明けのとき~
    9. 不思議な国のアリスになってみませんか 
    宇宙船地球号

    「少女よ」野口五郎

    「少女よ」野口五郎
    作詞・麻生 香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1976年7月21日発売      アルバム「GORO IN LOSANGELES U・S・A 北回帰線」

    かつて このアルバムが出た時
    この「少女よ」を初めて聴いて 衝撃を受けました。

    胸に抱えきれない悲しみや
    不安や 苦しみ。
    どうして生まれてきたのだろうというような
    自分自身への問いかけ。
    夢が見えない中で
    幼いながら、もがいていた自分を
    優しく抱きしめ すくいあげてくれた世界でした。

    私はこの歌を聴き
    心から涙を流しました。

    足の軛がほどかれ
    飛び立てる気がしました。

    どんな状況であろうと
    この歌 一曲あることで
    大きな夢が持てました。

    少女よ
    南に帰る渡り鳥たちの 脚の軛をほどいておあげ
    少女よ
    解き放された渡り鳥たちの 嬉しそうな 翼をごらん
    生きていくことは いつも囚われの身
    自由になりたいと もがく魂よ
    地球を越えて帰る鳥たちを 見送ろう


    そして この作品は ロスで録音されましたが
    その乾いた感じがとても良いのです。
    これが ロンドンやニューヨークで録ると
    全く違ったものになっていたと思います。

    この音だから 乾いた心に深く染みたのです。
    そのことを 最近になって 強く思いました。

    この詩の世界は特別です。
    最初から最後まで 心に染みます。
    そして優しい心を取り戻せます。

    優しさに満ちて美しい。

    これを 名曲と言わずして
    なんといいましょうか。

    人生は 色々なことが起きて
    生きても生きても 試練の連続です。

    私には この歌が
    心の塗り薬となりました。

    そして今
    この「少女よ」は
    私にとっての 子守歌のように響きます。

    ほんとうはもう
    私は海に帰りたい。

    けれど まだ私は試され続ける。

    一生懸命、優しい気持ちで生きている。
    なのに 人を傷つけて
    大切なものを失う。

    愚かな自分を責めずにいられない。

    だから やっぱり人生の最後は
    「少女よ」をかけてほしい。

    この歌に見送られたい。

    この歌に人生を重ねてきたことに
    気づかされます。

    この歌に出逢えたことに感謝します。

    ありがとう。
    いつも私を抱きしめてくれて。
    これからも この「少女よ」とともに・・・・。



    北回帰線
    1. 紀元0年
    2. 薔薇
    3. 航海日誌
    4. ボトル・レタア
    5. 北回帰線
    6. グッド・ナイト
    7. 少女よ
    8. 狂った地球(かじつ)
    9. 汚さずにいられない
    10. 新宿午前四時
    11. 21世紀箱舟の出帆


    尚、Osamu Shojiシンセサイザー作品で、
    「少女よ」が入った
    野口五郎さんへの作品集「少女よ」は
    先生がお亡くなりになられた今、
    購入することが出来ません。
    お持ちの方は どうか 大切になさってください。
    先生の心、ですから。
    少女よ

    1. 箱船の帰還
    2. 水平線へ
    3. 少女よ
    4. 愛のラルゴ
    5. Bottled Letter
    6. 歌がある限り
    7. されど青春
    8. Chorus Line
    9. See you again


    "北回帰線~ゴロー・イン・ロスアンジェルス,U.S.A."
    (1995/04/26)
    野口五郎

    商品詳細を見る


    【番外編】東海林修先生が作ってくださった五郎さんへの歌

    2018.4.30に東海林 修先生はお亡くなりになって
    約10か月が過ぎようとしています。
    先生はいらっしゃいませんが 
    先生が作ってくださった歌に勇気づけられます。

    そして先生の歌を 大切に歌い続けてくださっている
    野口五郎さんが 食道がんの手術をされていたことを
    ご自分のコンサートで語られたそうで
    ニュースになっていました。

    初期であり 手術も無事に終わられたとのことです。
    奇跡的に初期の段階で見つかったそうです。
    ほんとうによかったです。

    元気でいることが 当たり前だと思っていた
    自分のおめでたさが嫌になります。

    人生に与えられる試練の意味を考えます。

    自分の手の中に当たり前にある たいして大事でもないようなものが
    他人にとっては ものすごく欲しいものであったり
    他人が当たり前のように持たれているものが
    自分には どうしても手に入れられないものだったりする。

    何かを手に入れられない代わりに
    与えられたものが 今 この手の中にあるのではないか。

    すべては掴めないのだろうか・・・と。

    今は 人生を指し示す歌を聴きたい。
    そう思ったときに聴きたいと思う歌は
    五郎さんと先生の作品です。

    恋とか愛ではなく
    生きることや 夢に向かう決意を指し示してる歌を
    沢山作ってくださったことは とてもとても大きいです。

    私は 正直
    東海林先生が 五郎さんに
    「箱舟の帰還」という作品を残してくださったこと
    もうこの一曲だけでも 十分だと思ってきました。
    これほどの名曲が 他にあるだろうか、と
    いつも思って生きてきました。
    それくらい この歌が好きなものですから。

    だけど今 生きることと向き合ってみると
    先生と五郎さんの歌の世界の大きさを
    しみじみと実感します。

    最近は「水平線へ」という歌を聴いて
    なんてパワーのある勇気をもらえる歌なのだろう、と
    今更ながら 胸が熱くなります。

    愛がなければ
    夢がなければ
    明日を生きる希望など湧いてこない。

    人は時に
    生きる希望も失くすこともあるけれど

    お二人の作品を聴けば
    もう一度顔を上げて
    立ち上がってみよう、と思える。

    だから
    だからお二人の歌の世界は
    今も愛され続けているんだと私は思います。
    ***

    故郷に帰るII では ライブ盤の「箱舟の帰還」が聴けます。
    また「光の中に」も感動的です。

    『GORO ON STAGE 故郷に帰るII '76.4.29 美濃市体育館』
    20170727goro3

    http://tower.jp/item/4534157/GORO-ON-STAGE-%E6%95%85%E9%83%B7%E3%81%AB%E5%B8%B0%E3%82%8BII-'76-4-29-%E7%BE%8E%E6%BF%83%E5%B8%82%E4%BD%93%E8%82%B2%E9%A4%A8%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    ■『GORO ON STAGE 故郷に帰るII '76.4.29 美濃市体育館』<初CD化/1976年作品>
    1976年4月29日、岐阜県美濃市体育館における実況録音。 カセット・テープのみで発売された貴重なライヴ録音を初CD化(LPレコードでは未発売)。総合指揮:東海林修。“箱舟の帰還”“音楽祭”“光の中に”などを収録。

    5年の歩み、では 「見果てぬ夢」「 トラベリング・ボーイ」などの
    パワーのある作品が聴けますし
    「箱舟の帰還」「 ア・ソング・フォー・ユー」「アドロ」など
    染み渡るような世界が スタジオ録音盤で聴けます。

    『野口五郎 5年の歩み』
    20170727goro5

    http://tower.jp/item/4534160/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E4%BA%94%E9%83%8E-5%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%AD%A9%E3%81%BF%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    ■『野口五郎 5年の歩み』<1976年作品>

    日生劇場特別リサイタルでは
    人生に力を与えてくれるような「水平線へ」や「歌がある限り」、
    愛で満ちる世界「少女よ」「愛のラルゴ」「されど青春」などを
    聴くことが出来ます。


    『GORO IN NISSEI THEATRE 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』
    20170727goro2

    http://tower.jp/item/4534156/GORO-IN-NISSEI-THEATRE-%E9%87%8E%E5%8F%A3%E4%BA%94%E9%83%8E-%E6%97%A5%E7%94%9F%E5%8A%87%E5%A0%B4%E7%89%B9%E5%88%A5%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AB%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    ■『GORO IN NISSEI THEATRE 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』<初CD化/1977年作品>

    「雪にうもれた恋」(シェルブールの雨傘より) 野口五郎

    「雪にうもれた恋」(シェルブールの雨傘より) 野口五郎
      日本語詩:麻生香太郎 作曲:ミシェル・ルグラン 編曲:Osamu Shoji(東海林修)
    1975年11月15日中野サンプラザホール
    「'75ゴローインサンプラザ~美しい愛のかけら~」

    絶頂期ともいえる若き時代の 
    ステージの音源でしたが
    音源化されませんでした。
    当時の五郎さんは 超多忙であり
    本当に 大変な時代であったと思います。
    しかも ステージ毎に新曲を歌われ
    ドラマ仕立てのモノローグ入りの歌を
    大きなステージ毎に初披露されていました。
    寝る時間もなかったのでは?と
    正直思っています。

    人生のうちで 儚いほどに一番美しい
    19歳でした。
    あと100日で20歳になる、という時のステージです。

    このステージは ストリングスの優雅さが
    特に際立つ演奏となっていました。
    ストリングスの美しい調べによる「ジェシー」も
    素晴らしいものだったのですが
    この「雪にうもれた恋」も ストリングスメインによる
    オーケストラの贅沢なアレンジでした。

    当時の ファンには このコンサートは
    大人過ぎたように感じられたかもしれません。
    少しむつかしかったと 思われたファンもいたかもしれません。

    しかし こういう上質の音楽は
    30年後、40年後も色褪せませんから
    今の私達にこそ 必要だったような気がします。

    「私鉄沿線」も シンセサイザーを使った
    新しいアレンジのオーケストラバージョンでした。
    これは 私個人の考えですが Osamu先生の
    強いこだわりと意志があったと考えます。

    話は戻りますが 「雪にうもれた恋」は
    有名なシェルブールの雨傘の音楽に
    歌詞をつけて 物語とした
    セリフ入りの愛の物語です。

    汽車の汽笛で始まり汽笛で終わる。
    物語は 別れのシーンから始まり
    再び愛する人を見つけたシーン、
    そして旅立ちのシーンへと変わっていきます。

    美しいシェルブールの雨傘に乗せて
    語られる愛の物語。

    美しい音楽、
    繊細であり 豊かであり
    胸を震わせるものでした。

    Osamu先生は 多くを語られない方でした。
    だからこそ私は 先生の言葉は一語一句聞き逃すまいと
    常に注意深く話を伺いました。

    たとえ聞き逃したとがあったとしても 
    先生の音楽を聴くと、しっかりとメッセージが受け取れます。

    素晴らしい青春をいただきました。
    先生 ありがとうございました。
    IMG_04991.jpg

    「21番目の春に」野口五郎

    「21番目の春に」野口五郎
    作詞・作曲・編曲・ Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1977年1月29日~3月6日   GORO IN CNCERT~明治

    この「21番目の春に」は
    ’77 GORO IN CNCERT~明治のオープニング曲として披露されました。
    このコンサートのために作られ 披露された楽曲です。
    もちろん 音源化はされておりません。
    全国で行われたコンサート。
    東海林先生も 五郎さんと一緒に全国を回られてのステージでした。

    音源化されなかったにもかかわらず
    このステージのための新曲が3曲もありました。
    この「21番目の春に」と
    「バーボンでさよならを」
    「砂浜で」
    です。
    この3曲は東海林先生の作曲作品です。

    そしてもう一曲、The Beatles の Don't Let Me Downも
    歌われました。
    「21番目の春に」と「砂浜で」は
    '77.3月にニッポン放送「ハローゴローラブラブラブ」(ラジオ)にてOAされました。
    2週に渡って放送されましたが
    すべての曲が流されたわけではありません。
    「バーボンでさよならを」は
    途中で ナオコさんが声で出られたり、
    ゴロンボ刑事の写真が出てきたり
    一人芝居のようなものもあり、
    楽しい作品でした。
    楽しい作品なら 尚のこと聴きたいですが
    ラジオでも放送されませんでしたから
    世に出なかった、も同然なのですが
    行かれた方のみぞ知る 幻の作品、といったところです。

    「暗い闇が続いた冬は もう終わりさ
     横殴りの氷の雨は もう終わりさ
    待ちくたびれた 春はすぐそこに
    21番目の春だ」

    この「21番目の春に」は
    とても珍しいことに東海林先生が詞を書かれています。
    インストで作っているうち やっぱり歌詞をつけた方がよいな、と
    判断されて 書かれたのでしょう。

    男っぽく ワイルドで 
    カッコイイオープニングの作品となっています。

    そしてこのコンサートでは
    「あいつの女房がおいらの恋人」と
    「Music」が
    ギンギンのロックで「超」がつくほどカッコイイです。

    明治チョコレート・・・というか明治製菓さん
    どうか
    音源化して下さーーーーーーい!!

    こういう企画はどうですか?

    ”かつての麗しの少女たちへ。
    明治のチョコレートを食べて
    野口五郎さんの 当時の
    明治のコンサートの
    歌のカットなしの CDを貰おう!!”
    みたいな。

    もう 絶対 
    鼻血が出るくらい
    食べちゃいますね。

    ガンガン食べちゃいます。
    鼻血ぶーーでも構わないんですけど。

    そういう企画も もはや
    夢なのでしょうか。

    私の妄想だとしても
    考えただけでウキウキしてきます。

    本当に すばらしいステージでした。

    そのことだけは お伝えしておきたいと思います。

    明治チョコレートコンサート

    「僕は代役」野口五郎

    「僕は代役」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji (東海林修)

    1975年 7月16,17日      GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光 

    野口五郎さんが 19歳で挑んだNHKホールでのコンサート。
    この時のステージは オープニングから洋楽のカバーも多く歌われ
    ロック色の強いパワフルなステージでした。

    5曲のカバー作品を歌われたあと、
    このステージのために作られたオリジナル作品、
    それがこの「僕は代役」です。

    「幕が上がる そうさ五分前さ
    ドーラン塗って 身づくろいたしかめて」

    イントロのベースの響きが
    これまでにない違った世界を感じさせる。
    リズムセクションも刺激的で楽しい。

    熱狂的に見つめるファンに
    少し変化球を投げてみたような作品。

    歌の途中で五郎さんが語り始める

    "実は僕は野口五郎の代役でして・・・。
    みなさん さっきから僕のことを本物の野口五郎だと思って見ていらっしゃいますけど・・・・"

    えーーーーーーっ!そんなこと言う~~~っ!、みたいな。

    僕は彼より あれもこれも もっと 優れているというお話。
    ダンスまで踊られて・・・。
    しかし、しっかりと本物を褒めることも忘れず。

    「はじめてチャンスがころがり込んだ
    ぼくは代役 晴れの舞台さ」

    声も素晴らしく出ており
    晴れの舞台さ~、から転調するときの響きなど
    ものすごいパワーで 感動するほどの良いお声が出ております。
    とにかく声が良い。
    10代にして極めた感じさえする。

    そして 彼のユーモアのセンスは抜群です。

    そのセンスを歌に取り入れられた作品は
    その後 日生劇場等でも披露されておりますが

    GORO&Osamu Shoji のオリジナリティあふれる
    他では真似できない唯一無二の世界でもあります。

    歌の世界で 笑顔と感動を同時に与える、という
    ライブならではの真骨頂を発揮されたこのステージ。

    この曲のあと 先日コンサートで倒れて手術をした・・
    というお話では
    お話に合わせてOsamu Shojiが 
    クラッシックのメロディを弾かれたり
    ピアノで合いの手を入れられたりしており
    さらに臨場感あふれるものとなり
    ファンも思わず声を上げておられましたが
    忘れられないお話となりました。

    そのような阿吽の呼吸での演奏と歌とおしゃべり。
    今聴いても新鮮です。
    ****

    2016年7月27日アルバムが復刻されました。
    ひとりぼっちの栄光

    GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光<タワーレコード限定>
    http://tower.jp/item/4300271/GORO-ON-STAGE-%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%A0%84%E5%85%89%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    ★1.オープニング
    ☆2.カム・オン・フィール・ザ・ノイズ
    ☆3.アイ・キャン・スタンド・ア・リトル・レイン
    ☆4.アイ・ゲット・マッド
    ☆5.トラベリング・ボーイ
    ☆6.クレイジー・ラブ/
     港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ/
     クレイジー・ラブ
    ☆7.哀しみのソレアード
    ★8.ぼくは代役
     9.ゴロー・ヒット・メドレー:
      博多みれん/
      めぐり逢う青春/
      青いリンゴ/
      好きなんだけど/
      雨に消えた恋/
    ☆ オレンジの雨/
      愛ゆえに/
      サンデー・ベイビー/
      結婚申し込み/
      君が美しすぎて/
      告白/
      愛ふたたび
    2.
    ★1.ひとりぼっちの栄光 :
     第一章 暁/ 
     第二章 愛/
     第三章 闇/
     第四章 焔/
     第五章 白夜
     2.甘い生活
     3.私鉄沿線
     4.哀しみの終るとき
     5.夕立ちのあとで
    ★6.歌がある限り
    ☆7.ユー・アー・ソー・ビューティフル

    ★Osamu Shoji作・編曲
    ☆Osamu Shoji編曲

    「ポップ・ロック 」野口五郎

    「ポップ・ロック 」野口五郎
    作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:Osamu Shoji (東海林 修)
    『GORO IN NISSEI THEATRE '78 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』

    二度目の日生劇場でのリサイタル。
    このリサイタルのために作られた作品。

    今はあるかわかりませんが
    当時、口の中でパチパチと弾けるお菓子が発売されました。

    五郎さんが楽屋で 東海林先生に
    どうぞと袋を差し出されたそうです。

    先生がそれを手の平に出して
    イッキに口の中に入れたものだから
    パチパチと口の中で弾けて
    もう大慌てだったと
    当時を振り返り 語っていらっしゃったことがあります。
    五郎さんは大喜びだったそうですが
    なんともほほえましいエビソードでした。

    そのお菓子のように
    心弾む幸せな歌がこの「ポップ・ロック」です。

    「POP・ROCK 口の中で
    POP・ROCK 弾けているのは
    キャンディじゃないよ・・・君への愛だよ」

    楽しくて幸せな世界。
    パワーのある演奏。
    そして歌声。

    東海林先生は 五郎さんの世界を
    大きく広げられて 音楽で
    カッコよさ 楽しさ 真面目さ
    男らしさ 豊かな感情を
    ファンの前で たくさん披露してくださいました。

    先生がこのステージを振り返られて
    とても良い思い出となられていたことを知った時
    本当にうれしく思ったことを
    懐かしく思い出されます。

    これほどの素晴らしいステージ
    素晴らしい音楽を聴いてこられたことは
    ファンにとっても 幸せなことでした。

    先生がそばにいてくださった時代を
    ファンも忘れてはいません。

    そのことをお伝えしておきたいと思います。

    『GORO IN NISSEI THEATRE '78 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』
    タワーレコードより復刻されました。
    http://tower.jp/item/4300289/'78-%E9%87%8E%E5%8F%A3%E4%BA%94%E9%83%8E-%E6%97%A5%E7%94%9F%E5%8A%87%E5%A0%B4-%E7%89%B9%E5%88%A5%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AB-%EF%BC%8B4%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E

    ■『GORO IN NISSEI THEATRE '78 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』<初CD化/1979年作品>
    1978年11月12日最終日完全収録。1978年、日生劇場で行われた16日間に渡るリサイタルの最終日におけるライヴ録音で、カセット・テープ( CRV-9912/3)のみで発売された貴重な録音を初CD化(LPレコードでは未発売) 。貴重な写真などを掲載したカセット版ジャケット/ブックレットをフル・カラーで復刻。2枚組CD。
    ※なお、2016年に復刻された(PROT-1183)の録音日は公演7~8日目の1978年11月3日~4日。)

    <DISC-1> <第1部>
    オープニング・ファンファーレ
    01. ミスター・タンバリン ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    02. 不思議な国のアリスになってみませんか ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    03. 42.195km ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    04. ぼくVS僕 ( 作詞:藤田敏雄 作曲・編曲:東海林 修 )
    05. ポップ・ロック ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    06. 朝がえり ( 作詞:藤田敏雄 作曲・編曲:東海林 修 )
    07. スキッピイ ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    08. 風のうわさ ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    09. アラビアのロレンス ( 作詞:藤 公之介 作曲・編曲:東海林 修 )

    <DISC-2> <第2部>
    01. 僕にとって青春とは…… ( 作詞:藤田敏雄 作曲・編曲:東海林 修 )
    02. グッド・ラック ( 作詞:山川啓介 作曲:筒美京平 編曲:東海林 修 )
    03. 甘い生活 ( 作詞:山上路夫 作曲:筒美京平 編曲:東海林 修 )
    04. 泣き上手 ( 作詞:岡田冨美子 作曲:佐藤 寛 編曲 : 東海林 修 )
    05. 私鉄沿線 ( 作詞:山上路夫 作曲:佐藤 寛 編曲:東海林 修 )
    06. アドロ ( 訳詞:毬 まどか 作詞・作曲:Armando Manzanero 編曲:東海林 修 )
    07. 愛よ甦れ ( 作詞:藤 公之介 作曲:平尾昌晃 編曲:東海林 修 )
    08. 見果てぬ夢 ( 訳詞:岩谷時子 作詞: Joseph Joe Darion 作曲: Mitch Leigh 編曲:東海林 修 )
    09. 水平線へ ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )
    10. レット・イット・ビー・ミー ( 訳詞:麻生香太郎 作詞: Pierre Delanoe 作曲:Gilbert Becaud 編曲:東海林 修 )
    11. マイ・ウェイ ( 訳詞:中島 淳 訳詞:P. Anka 作曲:Jacques Revaux、Claude Francois 編曲 : 東海林 修 )
    12. シー・ユー・アゲイン ( 作詞:麻生香太郎 作曲・編曲:東海林 修 )


    78日生劇場

    「THIS BOY」野口五郎

    「THIS BOY」野口五郎
    作詞・作曲J.LENNON&P.McCARTNEY 編曲・Osamu Shoji (東海林 修)
    1977年10月7日~11月19日  秋の六都市コンサート 

    秋の六大都市コンサートのために用意された作品です。
    The Beatlesの「THIS BOY」をカバーされました。

    歌う前のおしゃべりの中で
    三郎から六郎までとおっしゃっていますし
    サビのところは十二郎まで登場します、とおっしゃっています。

    すべて五郎さんが歌われています。

    今もすべて自分の声でハモって・・・というのをされていますが
    本格的なハモリの初音源がこの作品、といったところでしょう。

    五郎さんはとにかく楽しかったことでしょう。
    一人でスタジオに篭って 時間も忘れてこのハモリのパートを歌われたことでしょう。

    Osamu Shojiが 一緒にステージに立たれていた頃は
    五郎さんは安心して 色々なことに挑戦されていました。

    東海林先生は いつも
    五郎さんの夢を全力で支えてくださったと思っています。

    一ステージで 初めて聴く曲がいっぱいでした。
    同じ曲であっても ステージの度に アレンジもまったく変わるような
    サプライズもいっぱいでした。
    カバーからオリジナルまで素晴らしかったです。

    今思うと夢のようでもあります。

    先生がいてくださって本当によかった・・・。

    この感謝の想いが天まで届きますように。


    6大都市コンサート77
    参考音源
    「This Boy」The Beatles

    「甘い生活」野口五郎(1976年全国縦断コンサート)

    「甘い生活」野口五郎 (1976年全国縦断コンサート)
    作詞・山上路夫 作曲・筒美京平 編曲・東海林修

    1976年は1月3日のラジオ番組「ハローゴローラブラブラブ」での
    新春特別対談(野口五郎さん&東海林修先生)から始まり

    2月3日は、 伊東ゆかりさんと野口五郎さんと東海林修先生とで
    テレビの ミュージックフェアにご出演。

    2月7日より3月までは 五郎さんと先生とで
    明治チョコレートコンサートにより全国を縦断。

    3月20日より23日までは五郎さんと先生とで
    日劇リサイタル。

    4月29日も五郎さんと先生とが 五郎さんの故郷でのコンサート。

    5月には 五郎さんと先生とで ロスに渡られ
    二週間もの間、ロスにてアルバム 「北回帰線」の レコーディング。

    また、5月21日には ついに不朽の名作「箱舟の帰還」が
    アルバムの特別付録のような形で レコード化され

    7月21日にアルバム「北回帰線」発売。

    そのアルバムの作品を披露する形で7月21日より8月にかけて
    五郎さんと先生で 全国縦断コンサート、
    全国を駆け巡られました。

    まさに絶頂期。
    ものすごい勢いで お二人で駆け巡られた日々。

    この日々は ファンとしても
    忘れようにも忘れられない青春の記憶となりました。

    そのコンサートの中で
    ヒット曲も披露されましたが
    「甘い生活」「私鉄沿線」は
    少しクラッシックの要素を取り入れられて
    ぐっと大人の美しい楽曲として歌われています。

    当時 ピアノは先生が弾かれていました。
    ピアノの調べも美しく
    ヴァイオリンの繊細な調べが心を震わせました。
    五郎さんの 歌声は さらに甘く
    まろやかに響いたような気がします。
    とても良いお声です。

    テレビとは また違ったアレンジで聞かせてもらえて
    ファンもうっとりと聞き入ったように思います。

    当時は ラジオ番組でも
    コンサートの音源を流されており
    何度も聴くチャンスがありました。

    1976年は その後 10月~11月に
    秋の五大都市コンサートで
    五郎さんと先生は 全国を回られ

    12月には 京王プラザホテルでの
    クリスマスディナーショーにも
    五郎さんと先生は舞台に立たれ

    1976年の五郎さんは
    「いつも東海林修先生といっしょです。」という状態で
    あまりにも充実した 中身の濃い一年を駆け巡られました。

    明治チョコレートの コマーシャルにも
    「歌がある限り」で
    五郎さんと先生はご出演されましたことを
    付け加えさせていただきたいと思います。
    '76 全国縦断コンサート

    「長良川」 野口五郎

    「長良川」 野口五郎
    作詞:山上路夫 作曲:佐藤寛 編曲:Osamu Shoji (東海林修)
    1976年4月29日実況録音。 
    カセット「 GORO ON STAGE 故郷に帰るⅡ」

    野口五郎さんは 幼いころより歌手になることを目指し
    母親と二人で上京し
    レッスンに通い
    やっとチャンスが訪れた時、
    声変わりによって デビューの夢が断ち切られ
    幼くして 人生の挫折を味わうこととなりました。

    そしてレコード一枚出せれば・・・という純粋な思いで
    演歌でデビューされましたが
    思うように売れず、
    地方のキャバレー回りなどをされ、
    大変苦労をされた歌手です。

    その五郎さんが スターの仲間入りをし、
    アイドルと言われ 怒涛の日々に突入されたわけですが
    目もくらむような日々の、いわゆる絶頂期に、
    ステージで いつもそばについていてくださり
    音楽を担当され、
    全国を一緒に回られていたのが
    東海林修先生です。

    五郎さんが 故郷に錦を飾られた晴れの舞台にも
    こうして東海林修先生がいてくださったのです。
    晴れがましい 故郷でのステージ。
    これほどの喜びはありません。

    「長良川」は東海林修先生のアレンジバージョン
    鳥のさえずり、小川のせせらぎ・・・・・
    ずっと帰りたいと望んでいた
    懐かしい大切なふるさとで
    自分を育ててくれた 長良川を歌う。

    郷愁誘う アコースティックなアレンジ。
    やっとたどり着けた この場所。
    短いようで長かった その闘いの日々が
    走馬灯のように廻っていることを
    歌声から感じ取ることが出来ます。

    ふるさとの優しさ
    暖かさ
    しみじみと感じられるこの一曲。

    その後歌われた「音楽祭」も
    涙ながらに力強く歌われています。

    この時代に五郎さんのそばに
    東海林修先生がいてくださったことは
    とても大きいことのように思います。

    先生は亡くなられましたが
    一緒に生きたあの時代を
    忘れないでいたいと思うのです。

    20170727goro3

    「HOT ICE」 野口五郎

    「HOT ICE」 野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲・ Osamu Shoji   ( 東海林 修 )
    1980年コンサート   1980年7月18~9月14日
     HOT ICE '80

    先生が亡くなられてから
    色々なことを考えます。
    いろいろと試練は与えられましたが
    先生から学んだことは山のようにあります。

    今思うと あまりにも貴重で
    あまりにも大きな人生の教えがありました。
    私も常に必死でした。空回りであったかもしれませんが・・・。
    けれど
    夢や笑いは いつまでもこの胸を熱くします。

    私は きちんと生きて
    きちんと語り
    先生に誇りにしていただける人間になりたいと思います。

    さて歌はこの曲「HOT ICE」

    このステージが東海林先生の新曲が聴ける
    最後のステージになってしまいました。

    この年の10周年記念コンサートが
    五郎さんと東海林先生の最後のステージでした。
    このコンサートには参加されていません。
    ひとつの時代が終わったのだと感じました。

    先生は 1978年に シンセサイザーの作品を世に出されました。
    それ以降 シンセサイザーの作品作りに
    力を入れられていくようになった、という経緯もあると思います。

    1981年には 劇場版「さよなら銀河鉄道999」の音楽も作られています。
    オーケストラの音楽と シンセサイザーの音楽、
    両方の音作りをされたわけですから
    超多忙だったと思われます。

    道はいずれ二股に分かれるものです。
    そのような時期だったのでしょう。

    この歌は 
    夏らしく 若者らしく
    そして若い世代によくわかるような音楽を、と
    いうことで作られたのではないかと思います。

    HOT HOT SUMMER ICE ICE FEELING
    HOT HOT SUMMER ICE ICE FEELING
    誰かが君を狙ってる
    じりじり陽焼けた その胸を
    はだけて君は sexy wave
    指輪を外した昼下がり


    このお三人のコラボ作品としては
    とても意外だと思いました。
    この年は 特別なお祭りのような年ですから
    こんな曲も作られたのでしょう。

    EVEのチャーミングなコーラスも生きています。

    五郎さんも この年は 海外からミュージシャンを呼んで
    一緒のステージに立たれ
    夢のような時間を過ごされました。

    そういう うれしさも歌声から感じることが出来ます。
    少し心が 自由になられたようです。

    HOT ICE '80

    「風のうわさ」野口五郎

    「風のうわさ」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji (東海林 修 )
    '78 野口五郎 日生劇場 特別リサイタル

    1978年10月28日より11月12日まで行われた
    78 野口五郎 日生劇場 特別リサイタル。
    昭和53年度第33回芸術祭大衆芸能部門優秀賞受賞。
    Osamu Shojiは 指揮・ピアノ、音楽監督を担当されました。

    共に生きた仲間も
    やがて それぞれの道を進み始める。

    先のことなど まるでわからないけれど
    どんなに遠く離れても
    共に生きた時代があれば
    その人は同志であり 人生の道連れだと
    私は思っているのです。

    「風のうわさ」

    その人のようで その人でない、という
    ジュリーやヒデキやヒロミやモモエ・・・・

    まだ振り返る時期ではなかったけれど

    時が経ち 離れ離れになった気持ちで
    穏かに振り返って歌う、という世界。

    「あの頃 みんなで 語り合ったよ
    ときには喧嘩もしたけれど
    今では 誰もが大人になって
    なんだかちょっぴり 淋しくなったよ」


    時間だけは 平等に与えられ
    静かに時は流れる。

    あんなに賑やかに
    熱狂の中で
    競い合い切磋琢磨した日々も
    いつかは夢のように消えていく。

    ほんとうに これで良かったのか。
    間違いなく生きたか。

    ずっと この胸に問いながら生き続ける。

    穏やかで優しいこの歌の世界が
    そっと 心を癒してくれます。


    東海林先生も天国へと旅立たれましたが
    共に生きた時代を 五郎さんには
    忘れずにいていただきたいと思うのです。

    これほどまでの 名曲、
    胸に残る素晴らしい歌を
    こんなにもたくさん作ってもらえた幸せな歌手は
    野口五郎さん、ただ一人なのですから。

    78日生劇場

    '78 野口五郎 日生劇場 特別リサイタル +4<タワーレコード限定>
    http://tower.jp/item/4300289/'78-%E9%87%8E%E5%8F%A3%E4%BA%94%E9%83%8E-%E6%97%A5%E7%94%9F%E5%8A%87%E5%A0%B4-%E7%89%B9%E5%88%A5%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AB-%EF%BC%8B4%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E