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    「ライラ・ライラ」加藤登紀子

    「ライラ・ライラ」加藤登紀子
    ユダヤ民謡 作詞・加藤登紀子 編曲・Osamu Shoji ( 東海林修 )
    アルバム「色即是空」 72.09.01発売

    加藤登紀子さんは
    年を取るごとに華やかに
    明るくなられたような気がします。

    むかし、
    「ひとりで寝るときはよ~おぉぉ~♪」と
    歌われた方とは 全く別人のような印象です。

    そして この作品は'72年。
    まだ自分の心の陰と向かいあっていらっしゃった時代でしょう。

    このアルバムは 日本作詞協会のLP賞を受賞された作品だそうです。

    登紀子さんの詩が
    とても深いです。
    気楽に聴ける歌ではないのです。
    言葉が深く とても重いのです。

    けれど
    だからこそ
    このアルバムの作品の世界に
    救われた方もたくさんいらっしゃるでしょう。

    登紀子さんの厚みのある歌声と
    詩の世界が まず届くように
    Osamu Shojiは作られたのでしょう。

    余計なものは何もなく
    登紀子ワールドに浸れます。

    そしてこの作品は
    台詞がとても意味深く
    聴く人に問いかけるようです。

    「三人の騎士が灰色の馬にのってやってくる
    一人の騎士は野獣に咬まれ
    もう一人の騎士は敵の刃に倒れ
    残りのもう一人の騎士もお前の名を忘れた」

    いずれにしても
    悲しみと苦しみしかない。

    けれど
    もがき苦しみながらも
    生きていれば
    いつか 穏やかに振りかえる時が来る。

    人生はそうであると思いたいなぁ。
    この歌を聴いて そう思いました。

    色即是空
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    「夜のバラ」加藤登紀子

    「夜のバラ」加藤登紀子
    ユダヤ民謡 作詞・加藤登紀子 編曲・Osamu Shoji ( 東海林修 )
    アルバム「色即是空」 72.09.01発売

    72年発売のアルバム「色即是空」。

    このアルバムを聴くと
    登紀子さんも当時
    心は果てなく旅をされ
    迷いや孤独や葛藤の中にいらっしゃったのだろう、と
    詩や声に感じます。

    登紀子さんは
    この年にご結婚されたとのこと。

    実際に旅もされ、
    すこし自分を遠くからながめられ
    心を決められたのだなぁ、と思いました。

    たそがれの海辺の村
    赤いバラ一つ咲いていた
    赤いバラ群れにはぐれて
    岩蔭に一つ咲いていた
    ライララ ライライラ 赤いバラ 
    この手にとって胸に抱いた


    たぶん この赤いバラに
    自分自身を映してしらっしゃったのでしょう。

    どこか孤独で哀愁の感じられる世界。

    そして自分がこれから
    新しい世界へと挑む決意が込められている
    そんな作品です。

    この歌の 二番は
    自分のフィーリングで自由に歌われていて
    登紀子さんらしい、と感じます。

    Osamu Shojiの編曲は
    登紀子さんの言葉と声が
    しみわたるような編曲です。
    色即是空

    「トゥン・バラライカ」加藤登紀子

    「トゥン・バラライカ」加藤登紀子
    ユダヤ民謡 編曲・Osamu Shoji ( 東海林修 )
    アルバム「色即是空」 72.09.01発売

    登紀子さんとのコラボ作品は初めて取り上げるのですが
    72年発売のアルバム「色即是空」での作品があります。

    ちなみに「色即是空」の意味は
    「現世に存在するあらゆる事物や現象はすべて実体ではなく、空無であるということ。」
    うーーん 難しい言葉ですが
    このタイトルに表されるような
    登紀子さんの深いメッセージが
    込められているような気がします。

    そしてこの「トゥン・バラライカ」は
    Osamu Shoji の 素晴らしいお仕事が光る作品。
    胸にジーンと沁みるような音楽。
    すっきりしていて無駄なものが何もない。
    そして心に優しく響き
    生きているこの感情を突いてくる。

    ユダヤ民謡だそうで 原語で歌われていますが
    言葉はわからなくても 聴き入ってしまうような力のある曲です。

    ネットで歌詞を調べたら
    とても深い考えさせられる詞でした。

    雨が降らなくても育つものが石で
    いつまでも燃え尽きないものが愛、
    涙を流さずに泣けるものが心だというような歌詞だと
    書いてありました。

    深いです、とっても。

    おトキさんの歌声も沁みます。

    人生を振り返り
    空を見上げたくなってしまいます。
    色即是空