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    「由魅のテーマ」Osamu Shoji ((東海林修 )(アルバム「KIMAIRA‐Ⅲ」)

    「由魅のテーマ」Osamu Shoji (東海林 修 )(アルバム「KIMAIRA‐Ⅲ」キマイラ3
    )

    人生は 対比するものが背中合わせだと
    いつしか実感するものですが
    熱く生きようとすればするほど
    どこかで自分をクールに見つめる
    冷たい自分が息を潜めている。
    そんな気がします。

    本当は自分のことをわかりすぎている。
    そういう人ほど 何もわかっていないようなふりをして
    生きようとする。
    そういうものではないでしょうか。

    見えるものは見たくない。
    見えないものが見たい。

    この手の中にあるものは欲しくない。
    ないものが欲しい。

    燦燦と光を浴び続けていると
    闇も恋しい。
    闇の中にいると 光を浴びてみたいと願う。

    満ち足りている人には
    見えないけれど
    苦悩するものには見えるものがある。
    この音楽がわかる方は
    魂が仲間だと思える。


    痛みを知った人の心を
    癒す音楽があるとすれば

    それがこの
    アルバム「KIMAIRA‐Ⅲ」だと感じる。


    私は キマイラシリーズの中でも
    アルバム「KIMAIRA‐Ⅲ」が特に好きです。
    特に「遥かなる蜘蛛の夢」の旋律は
    この胸から離れないのですが
    この曲については前に書きました。


    このアルバムの音楽は 聴いていると
    わけもなく泣きたくなる。

    音楽が語りかける。

    「知っているよ。その胸の哀しみを。」と。
    そばに寄り添い 受けとめてくれる。


    「由魅のテーマ」は
    やさしさと切なさがこの身を包む。

    惹きつけられる美しさには
    儚さや翳りがともなう。

    内に秘めた哀しみは
    神秘のベールを掛けて
    見つめる人をくぎづけにする。


    アルバム「キマイラ吼Ⅲ」は
    離れたくなくなるくらい
    魅力があるアルバムです。
    今も愛し続けられている作品のひとつです。

    この哀愁を帯びたメロディが
    この胸をふるわせます。

    Kimaira3.jpg

    収録作品
    1.遥かなる蜘蛛の夢
    2.鬼気
    3.夜想花
    4.亡き王女のためのパヴァーヌ
    5.王山にて
    6.由魅のテーマ
    7.哀獣
    8.群青

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    「42.195km」野口五郎

    「42.195km」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作・編曲・Osamu Shoji (東海林修)
    1977年   日生劇場特別リサイタル

    この作品は 1977年の日生劇場特別リサイタルのために作られ
    披露された作品です。

    憧れの舞台「日生劇場」でのリサイタルは
    五郎さんにとっては大きな挑戦だったと思います。

    この舞台のために作られた
    10曲もの新曲を引っ下げての大舞台。

    歌を歌うだけでなく ギターも弾かれ
    観客を喜ばせるよう 楽しいおしゃべりもしなくてはなりません。

    2週間以上にも渡る長い期間、
    毎日 このステージをこなされる五郎さん。

    21歳という 若さ。
    どれほどの不安と緊張の中で
    この舞台に立たれていたか・・・・
    考えただけで身ぶるいします。

    たぶん必死に闘っていらっしゃったのだと思います。

    その ステージの音楽を
    一手に引き受けられたのがOsamu Shojiなのです。

    Osamu Shojiが そばにいてくださったことが
    どれだけ大きかったか、
    今さらながら そのことを考えます。
    Osamu Shojiの音楽に支えられるように
    五郎さんは舞台に立たれ

    舞台に立つたびに
    大きくなっていかれました。

    人は 一人では育ちません。
    決して一人では成長できないのです。
    そのことを忘れてはならないと思います。

    さて、人生を42.195kmのマラソンに例えたこの歌。
    この歌は まさに 五郎さん自身への応援歌だったのではないでしょうか。

    折り返しはまだ遠いか
    足をあげろ 水を飲むな


    歌詞のすべてが 命令形になっています。

    こんな歌詞が
    当時歌になっていることも珍しかったと思います。
    けれど だからこそ この歌詞は
    弱音を吐いて 諦めてしまいたい時
    負けてしまいそうな時に
    この歌を思い出し
    歯を食いしばることができたのです。

    かっこいい歌なら 世の中にいっぱいあります。
    愛の歓びの歌も この世にはいっぱいあります。

    だけど こんな歌なんて
    そんなにはないでしょう。
    自分を叱り自分を励まし
    自分で責任を取れ、というようなメッセージの歌です。

    少なくとも 当時としてはとても珍しかったはずです。

    堅すぎる、と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
    でも 少なくとも当時の五郎さんには必要だった世界ではないでしょうか。

    そして そういう歌を歌ってくれるから
    野口五郎、と言う歌手が好きになった、という人も
    たくさんいると思います。

    この歌は 敢えて 五郎さんに語らせたかったのだと思います。
    伴奏も 五郎さんの言葉が届くようにされています。
    そして 五郎さんの ギターのソロも入り
    五郎さんの気持ちの届く仕上がりとなっています。

    最近では 歌われることもなくなりましたが
    もう一度 歌ってほしい作品でもあります。

    1977年 秋の六都市コンサート 
    1978年 日生劇場特別リサイタルでも
    歌われていますので

    持っていらっしゃる方は 聴き比べてみられるのも良いと思います。

    尚、CD「野口五郎ダイジェストライブ」(1989年9月20日発売)で
    1977年日生劇場実況録音盤が 復刻されています。
    とても ナイスな選曲だと思います。

    いま一度聴いてみていただきたい作品です。

    77日生劇場

    「HEY MIXER」野口五郎

    「HEY MIXER」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作・編曲・Osamu Shoji (東海林修)
    1977年   日生劇場特別リサイタル

    この作品は 1977年の日生劇場特別リサイタルの
    オープニングで披露された作品です。

    力強いティンパニの連打、
    格調高いトレモロにドラムが重なり 
    コーラース、 キーボード、ブラス ギター・・・と豪華です。
    とても晴れやかで華やかなオープニング。

    観客の手拍子、
    力強いパーカッションに
    どきどきの心が パーンと弾ける感じ。
    今聴いても 熱さが伝わってきます。

    力強いだけでなく
    しなやかで繊細にストリングスの調べが
    夢の中へと連れて行ってくれる。

    もう そこは夢の世界。

    Osamu Shojiの音楽は素晴らしいですね。

    こんなすごい音楽を
    当たり前のように聴いていた少女たちは
    本当に幸せでした。

    五郎さんの歌声も力強く弾み
    夢を叶えた歓びに満ちています。

    圧倒的な音楽と歌声。

    五郎さんの成長に目を細められたOsamu Shojiの顔が
    浮かぶようです。


    それからチャープスさんのコーラスも
    なんとも表情があって優しくて可愛いと思いました。

    「HEY MIXER」
    飛びあがって踊りたいくらい
    楽しくて幸せな気分になります。

    このステージを見れた方は
    本当に幸せですね。

    タイムマシーンがあるなら
    この日生劇場リサイタルを見に行きたいものです。

    77日生劇場

    「カルメン警部とペッパーレディ」野口五郎

    「カルメン警部とペッパーレディ」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作・編曲・Osamu Shoji (東海林修)
    1977年   日生劇場特別リサイタル

    野口五郎さんが もう二度と歌わない曲があるとしたら

    残念なことですが
    たぶんこの作品であろう、と思われます。

    人間、時が経てば痛みも消え
    人の記憶も薄れ
    なんてこともなかったのに、と
    笑えることなのですが
    スターの宿命というか、
    スターゆえの大変な時代でした。

    少なくとも 何も語らずに
    じっと耐えた五郎さんは男らしかったと私は思います。
    何も語られなかったからこそ
    五郎さんに幸せがきたのだと思っています。

    さて曲に戻りますが
    その当時でなければわからない時代に乗った作品がこの一曲。

    きちんとした音楽でありながら
    ユーモアもあり 他の曲も挿入され・・・と
    楽しい一曲です。

    小さな都会のかたすみで
    咲いた恋の物語
    カルメン警部とペッパーレディ
    ラィララィラィララィララララ・・・


    この音楽を聴くと とても東京とは思えない。
    ヨーロッパの都会・・・パリあたりをイメージするような
    品の良いストリングス。
    美しいメロディ。
    すてきな物語に誘われるよう。

    特にこの曲の始めが優雅で気に入っています。
    ここの部分だけ切り取って
    違う歌にしていただけたらいいのに、と思うくらい
    とても素敵です。

    ロックンロールかぐや姫からさらに
    楽しんでもらうための この曲。
    そして かちっとした 42.195㎞へと続く。

    格式高い日生劇場の舞台
    ファンも 相当緊張したと思いますが
    この曲で 肩の力も抜け
    笑顔いっぱいになれたと思います。

    この時代のこの時だからこその一曲。
    時代を映していて 懐かしい気が致します。

    77日生劇場

    「僕が5年前に考えたこと」田中星児&まきのりゆき

    「僕が5年前に考えたこと」田中星児&まきのりゆき
    作詞・及川恒平 作・編曲 Osamu Shoji( 東海林 修 )

    Osamu Shojiが 音楽担当された
    NHKの音楽番組「ステージ101」。
    その中で生まれた作品の一つ。

    1973年9月発売アルバム「ぼくら青春の日々」に
    収録されていた作品です。

    音源としては2003年に復刻され発売された
    ステージ101の二枚組みアルバムがあります。

    ゴールデンウィークは明日から。
    日ごろの急ぎ足の 足を止め
    ほっかりとして 空を仰いでみたくなります。

    この「僕が五年前に考えたこと」
    お二人のファルセットのハーモニーが心地よく 
    いっしょに ほっと しているうち
    あっ、という間に終わってしまいます。

    「♪あぁ~」
    ここのところが ポイントですね。
    思わず自分も「あぁ~」
    ほっとできて
    とてもいい感じ~。

    この歌は ほのぼのと優しく響く歌。
    素朴なぬくもりのある歌です。

    言葉も きれいな言葉で優しいです。

    お二人の爽やかなデュオを生かす
    Osamu Shojiのアレンジ。
    ピアノの伴奏が 軽やかに響きます。

    ほっとして うきうき。


    行き着く処は
    静かな休日のような国で
    広い公園が
    何気なく街を埋めてるのです。

    いましも ベンチに
    腰掛けようとしてるのは
    僕のタマシイでありました


    タイトルがまた
    歌詞の内容から独立している。
    それも及川ワールドのおもしろいしところです。


    時には忙しい日常から離れ
    そんな休日のような国ですごしたい。

    大型連休を前に
    そう叫ぶ
    私のタマシイでありました。

    101ベスト
    ヤング101作品では 「心、心よ」「空と海がとけあうとき」の
    楽譜が出ています。
    心、心よ/空と海がとけあうとき(ヤング101 ) 混声合唱 ピアノ譜付 [東海林 修 名曲シリーズ]心、心よ/空と海がとけあうとき(ヤング101 ) 混声合唱 ピアノ譜付 [東海林 修 名曲シリーズ]
    (2012/06/26)
    作・編曲 東海林 修

    商品詳細を見る


    そして最近 Osamu Shojiの作品の「荷馬車にゆられて」
    を含む アルバム「スタジオ・ライブ」も復刻されました。

    ヤング101の世界も 長く愛され続けている世界なのです。
    スタジオ・ライヴスタジオ・ライヴ
    (2013/03/27)
    ヤング101、西玲子 他

    商品詳細を見る


    「ジャングル・ジム」ヤング101

    「ジャングル・ジム」ヤング101
    作詞・及川 恒平 作・編曲 Osamu Shoji(東海林 修)

    Osamu Shojiが 音楽担当された
    NHKの音楽番組「ステージ101」。
    その中で生まれた作品の一つ。

    1973年3月発売アルバム「ぼくら青春の日々」に
    収録されていた作品ですが
    音源としては2003年に復刻され発売された
    ステージ101の二枚組みアルバムがあります。

    曲芸飛行だ ジャングルジム
    冷たい鉄から 手を離せ
    急いでいるなら 手を離せ
    下を見ないで 飛び上がれ
    宇宙の破れ目 ジャングルジム


    及川恒平さんの 詩の世界は
    いつも思うのですが
    とても面白いですね。
    少年のような視線を感じます。

    宇宙の破れ目をジャングルジムと
    表現される その感性。
    抽象的ですが
    それもまた及川ワールド。
    楽しめるものです。


    イントロから ギターとドラム
    ギンギンにかっこよく決まってます!

    ぐわんぐわんと身体に響き
    熱くなれます。
    超かっこいいロックなのです!!


    まるで
    アクロバティックな飛行機の空中ショーを見上げているよう。
    ふっと 浮く感覚と さーーっと降下するスピード感、
    心地良くもあり 刺激的でもあり
    ビシバシとハートに響く感じです。

    そして そんな音楽の中
    軽やかであり
    正統派のヤング101のコーラス。

    このバランスが絶妙なのです。


    テレビでは ギターやドラムが 
    よりハードでパワフルで
    ロック色を強く出されて演奏されて
    歌われました。

    記憶に残る作品のひとつです。


    101ベスト
    ヤング101作品では 「心、心よ」「空と海がとけあうとき」の
    楽譜が出ています。
    心、心よ/空と海がとけあうとき(ヤング101 ) 混声合唱 ピアノ譜付 [東海林 修 名曲シリーズ]心、心よ/空と海がとけあうとき(ヤング101 ) 混声合唱 ピアノ譜付 [東海林 修 名曲シリーズ]
    (2012/06/26)
    作・編曲 東海林 修

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    そして最近 Osamu Shojiの作品の「荷馬車にゆられて」
    を含む アルバム「スタジオ・ライブ」も復刻されました。

    ヤング101の世界も 長く愛され続けている世界なのです。
    スタジオ・ライヴスタジオ・ライヴ
    (2013/03/27)
    ヤング101、西玲子 他

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    「燃える太陽」 園 まり

    「燃える太陽」園まり
    訳詞・池すすむ 作曲・ロバート・マックスウェル 編曲・Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1963.4シングル発売A面

    私が 園まり という歌手の存在を
    リアルタイムに知った頃は
    大きなカールのかかった長い髪の毛、
    艶やかな容姿と甘い歌声で
    びっくりするくらい色っぽい大人の女性、
    というイメージを持ったのですが

    Osamu Shojiの作品を聴くことで
    初期のまりさんを知りました。

    気持が良いくらい
    はつらつとのびのびと歌をうたわれていて

    たとえば季節なら
    この新緑の季節がぴったりの伸びやかさと明るさ、
    晴れやかな歌声で イメージとは違い驚きました。

    かわいい乙女の まりさんの歌声、
    明るい太陽が燦燦と降り注ぐように
    輝いてます。

    きっと 演奏と歌と
    同時に録音されたのだと思いますが

    この時代の歌い手は
    本当に一発勝負の録音に
    自分のすべてが出せる実力と魅力をお持ちでした。

    その一発勝負の魅力というのでしょうか。
    たぶんレコーディングは
    言葉にならないほどの緊張だったと思いますが
    その瞬間にすべてを燃やす集中力、
    素晴らしいと思います。

    それゆえに
    一曲にギュっと凝縮される魅力、
    何度聴いても楽しめるものです。

    このシングルレコードは
    A面もB面も編曲はOsamu Shojiですが
    まりさんの伸びやかで艶やかな歌声が
    沁みわたるようなアレンジです。


    愛の渚に燃える太陽
    楽しかった 想い出
    さよなら 潮風そっと涙ふいてね


    まりさんの歌声は
    目の前に大きな海を広げてくれます。

    爽やかな潮風を
    感じさせてくれる「燃える太陽」

    Osamu Shoji の作品で
    たくさんの歌手が育たれ
    大きくなられたのだなぁ、と思います。

    燃える太陽

    「マイ スウィート ロード」 伊東 ゆかり with THE GREEN GINGER

    「マイ スウィート ロード」(MY SWEET LORD) 伊東 ゆかり with THE GREEN GINGER
    作詞・作曲 G.Harrison 編曲・Osamu Shoji( 東海林修 )
    (アルバム「LOVE」)

    伊東 ゆかり with THE GREEN GINGER の
    このアルバムは すべて英語で歌われている
    おしゃれで爽やかな音楽です。

    聴いていたら なんだか 空気がきれいになっていく感じ。
    森林浴をしたような気持ち良さ。
    透明感と爽やかさのある世界に
    心が洗われるよう。

    中でも
    この「マイ スウィート ロード」は
    私は特に好きな作品で

    もうなんだか 何度聴いても
    何度も何度も聴きたくなります。

    イントロが幻想的。
    イントロからもう参りました、って気持ち。

    絶妙なハーモニーにも釘付けになります。
    なんて魅力的な「マイ スウィート ロード」!!

    コーラスは
    東海林修
    伊集加代子
    岡崎広志
    のお三人。

    本当に贅沢。
    ハーモニーが本当に素敵。

    録音は1971年4月だそうですが
    40年の歳月の経過を感じさせない
    清々しさと美しい音楽で
    本当にびっくりします。


    ゆかりさんのナチュラルで温かい歌声と
    ハーモニーがたまらなく心地良い。

    リフレインも気持ちいい。

    私は このアルバムの中でも
    特に好きな一曲です。

    love

    「愛はもう偽り」沢田研二

    「愛はもう偽り」沢田研二
    作詞・山上路夫 作曲・加瀬邦彦 編曲・Osamu Shoji( 東海林修 )
    1972年9月20日シングルB面

    沢田研二さんがソロで活動を始められて
    ソロシングル第4弾「死んでもいい」のB面。

    初期の頃のジュリーは
    情熱的で切なくて
    なんだか泣きたくなるくらい
    胸が熱くなるような歌を
    いっぱい歌っていらっしゃいました。

    どちらかというと
    歌詞の中に登場する女性は
    年上の女性をイメージするもので
    ひたむきで健気で一途な青年を感じ

    そのまっすぐさと
    青さと
    甘さと
    情熱が
    この身体を火照らせるような
    衝撃を覚えました。

    超二枚目でありながら
    こんな切ない愛の歌を歌われると
    この心を鷲掴みにされたまま
    放心状態になって
    どうしていいかわからなくなってしまいます。

    その初期の楽曲のほとんどがOsamu Shojiによる編曲で
    ジュリーのかっこよさが よりたまらなく輝くアレンジで
    ガツンと このハートに届いて
    本当に・・・ノックアウトといった状態。
    「まいりました」とひれ伏したい気分になってしまうのが
    沢田研二さんの世界なのです。

    知り始めた頃の 私のイメージとしては
    Osamu Shojiといえば 美しくやわらかいストリングスの
    格調高いオーケストレーションの編曲作品をたくさん作られていて
    クラッシックの方なのかなぁと
    思っていたのですが
    ジュリーの「許されない愛」から始まる パワフルなブラスロックを聴き
    本当に驚きました。

    いつかはこうなる さたざめの愛だと
    感じていたから なおさらおぼれた
    夢のように すぎた季節よ
    僕のもとに すべてを棄て
    来ると言ったあの言葉は
    もう偽り


    作詞は 「死んでもいい」「愛はもう偽り」
    両方とも 山上路夫さんですが
    この作詞家がこんな激しい詩を書かれたことも
    あまり記憶になくて
    やっぱりジュリーだからこそ、なんだ!!、と
    こちらも驚きます。

    山上路夫/加瀬邦彦/東海林修/沢田研二

    このコラボレーション、
    この情熱的な世界も貴重なのですが

    もう、動けなくなるくらいの切なさ。

    B面にするにはもったいないくらい
    パワフルで素敵な作品だと思います。

    死んでもいい

    「小さなハワイ娘」太田幸雄とハミングバーズ(アルバム「夜を盗む男たち」)

    「小さなハワイ娘」太田幸雄とハミングバーズ(アルバム「夜を盗む男たち」)
    作詞・万里村 ゆきこ 訳詞 作曲・編曲 Osamu Shoji( 東海林 修 )
    1971年発表作品


    ハミングバーズの音楽は
    お洒落で優雅さも感じる
    大人の音楽。

    いつまでも色鮮やかに
    この胸に映し出される素敵な音楽で
    いつ聴いても心地良く
    この気持ちを豊かにしてくれます。

    「小さなハワイ娘」は
    かわいいハワイ娘のときめく恋心を歌った歌です。

    目の中にきらきらと星が光るような
    少女の姿が見えるような
    ちょっぴりくすぐったい詩の世界ですが
    Osamu Shojiの美しくしなやかな音楽で
    とても気持ちよく聴くことができます。

    そしてこのアルバムは
    とにかく ライナーがとても興味深く
    一曲一曲の解説と
    エピソードなどが満載で
    ライナーを読んでもとても楽しいものとなっています。

    このアルバムは
    私も特に好きな一枚で
    優雅に過ごしたいお茶の時間や
    庭に出て花を眺めたい時間など
    このアルバムを聴いて
    とっても満たされます。

    お気に入りの一枚。
    たくさんの人に聴いていただきたい一枚です。

    夜を盗む男たち

    収録作品
    1.Opening※
    2.スティーブ・マックインみたいな奴
    3.アリカンテ~夜のパリ※
    4.恋の四月、恋の九月
    5.メランコリーの好きな人に
    6.小さなハワイ娘※
    7.サガンのような恋
    8.夕陽に赤い帆
    9.洒落た関係
    10.マダム・フリージア
    11.クロッカスの小径
    12.朝の食事※
    13.バルバラ※
    14.小さな竹の橋
    15.珊瑚礁の彼方
    16.星の船出

    ※作曲・全編曲Osamu Shoji

    上月晃リサイタル

    上月晃リサイタル
    1971年4月 日生劇場
    編曲・指揮 Osamu Shoji (東海林修)

    今日4月6日は 伊東ゆかりさんのお誕生日ということは知っていたのですが
    先生にゆかり(縁)のある(o^^o)方が
    もう一人お誕生日だということに気がつきました。

    上月晃(こうづき のぼる)さんです。
    愛称・ゴンちゃん

    もと宝塚歌劇団の星組のトップスター。
    1970年に退団され、
    舞台やテレビなどでご活躍されました。 
    残念なことに1999年ご病気で亡くなられましたが
    上月晃さんの存在は あまりにも大きいので
    ここにきちんと書いておきたいと思いました。

    1970年宝塚を退団された上月晃さんは
    当時日本を離れ ロスにいらっしゃったOsamu Shojiを訪ねられ
    翌年のリサイタルの音楽を担当していただきたいという依頼をされました。

    当時 もう自宅も処分され
    日本に帰らない覚悟だったと
    Osamu Shojiが出されているアルバムのライナーにありますが
    そのように 日本を離れられたOsamu Shojiを
    日本に引き戻してくださった きっかけを作ってくださったのが
    上月晃さんではないかなぁと思います。

    そのエピソードについては
    東海林修先生のホームページ「WHA'TSUP」
    こちらに書かれていますのでご覧ください。

    日生劇場、梅田コマでのリサイタルは
    オリジナル曲から 日本ならではの歌 シャンソン ロック ポップスと幅広く歌われ
    Osamu Shojiの編曲と指揮に支えられ
    スケールの大きい音楽を聞かせてくだっています。

    きっと華麗なダンスもあったと思いますし
    このリサイタルの成功から
    上月晃さんは 華々しい第一歩を踏み出されました。

    Osamu Shojiの音楽によるコンサートは
    音が胸の奥まで沁みわたるもので
    その 生のステージを見ると
    本当に生涯記憶に残るものです。

    私自身がそうなので
    こうして語らずにはいられないのです。


    上月晃さんのステージがきっかけとなり
    またOsamu Shojiが 日本に戻って
    音楽を作られるようになったように感じています。


    もし帰ってこられてなければ
    今の jullie や GORO.N は いらっしゃらなかったのでは
    ふと考えました。

    日本の音楽界で
    たくさんの立派なシンガーを育ててこられた、ということも
    この機会に お話させていただきたいと思います。

    今日は ゆかりさんを聴き
    ゴンちゃんを聴いて
    人生の ご縁の不思議さを考えました。
    上月 晃 リサイタル

    【番外編】「あのひとのくせ」伊東 ゆかり

    【番外編】「あのひとのくせ」伊東 ゆかり
    作詞・安井 かずみ 作・編曲 Osamu Shoji(東海林 修)
    1964年5月発表

    今日は 伊東ゆかりさんのお誕生日です。
    いつまでも 若くてすてきなゆかりさん。
    輝き続けてこられた素晴らしさ、
    憧れていますし目標にしたいと思っています。

    春のうららかな光が降りそそぐ季節に生まれられたゆかりさん。
    季節のようにおおらかであたたかいお人柄のように感じます。
    おめでとうの気持を込めまして
    今日は再度この歌「あのひとのくせ」です。

    この作品は 東海林修先生が
    ゆかりさんに 初めて書かれたオリジナル作品だそうです。

    私のレビューはこちらです。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-115.html

    恋するしあわせがあふれています。
    かわいくて ちょっとおちゃめで
    聴いていると笑顔になれて
    うれしくなってしまいます。

    Osamu Shojiの曲と編曲は
    まるでそよ風の中
    陽をうけて 美しい空を見上げるよう。

    大好きな人を すべての景色に映し
    胸のときめきを抱きしめている感じ。

    音楽は優雅で
    だれもがあの日々のときめきを
    取り戻せるような気がします。

    名曲なのでみなさまにご紹介します。
    YouTubeにありました。
    どうぞお聴きください。

    とってもすてきです。どうぞ。
    http://www.youtube.com/watch?v=0IrekqBjo1c

    「ひとつづつ 数えてみた
     あのひとするのくせ」


    なんだか幸せな気持になれますね。

    最近 この歌を聴かれた方がいらっしゃいましたら
    どこで聴かれたか どうか教えていただければと思います。

    作品としては 安井かずみさんの作品集「おしゃべりな真珠」にも収録され
    発売になりました。
    きっと安井かずみさんにも お気に入りの一曲だったのだと思います。

    今日はゆかりさんのお誕生日。
    嬉しい一日です。
    ゆかりさんのご健康とますますのご活躍をお祈りいたします。


    尚 伊東ゆかり/東海林修 お二人の作品である
    「宿命の祈り/愛するあした」、
    去年 楽譜を発表していただけました。
    いつまでも色あせることのない美しい世界
    記憶に残る作品、
    いつ聴いても感動的ですが 楽譜もあって幸せです。

    宿命の祈り/愛するあした(伊東ゆかり)ピアノ・ボーカル譜[東海林修 名曲シリーズ]宿命の祈り/愛するあした(伊東ゆかり)ピアノ・ボーカル譜[東海林修 名曲シリーズ]
    (2012/07/08)
    作・編曲 東海林 修

    商品詳細を見る


    「未知への旅」Osamu Shoji(東海林 修)

    「未知への旅」Osamu Shoji(東海林 修)
    (デジタルトリップ 「さよなら銀河鉄道999」シンセサイザー・ファンタジー)
    作・編曲 シンセサイザー演奏 Osamu Shoji( 東海林 修 )

    桜も咲き
    新しい世界の扉を開く4月。
    不安があればこその希望。
    夢に向かいたいこの季節だから
    「未知への旅」を書いておこうと思いました。

    このアルバムは昭和56年に封切られた「さよなら銀河鉄道999~アンドロメダ終着駅」での
    劇中作品を あらためてシンセサイザー作品にアレンジ&演奏された
    デジタルトリップシリーズのアルバムです。

    2010/2/24に ファンの声に押され アルバムが復刻されています。
    今でも購入できる作品です。

    宇宙は このごろでは
    だんだんと近くに感じられるようになりました。
    いつの日が宇宙旅行へ出かけられる、というような時が来るかもしれません。

    けれど
    だからこそ
    「未知」を感じる神秘的な世界こそ
    それぞれが大事にしたいと思う時代になったように思います。

    この シンセサイザーで聴く
    「銀河鉄道999」の音楽は
    まだ見ぬ世界まで、
    たとえ果てしなく遠い場所であっても
    この身を運んでくれるような
    大きさがあります。

    どんなことも乗り越えて
    自分のたどり着きたい場所へと
    突き進む力を与えてくれるような
    音楽という気がします。

    自分の人生は
    自分で決めるのです。

    すべてはこの心で決めて
    一歩を踏み出す。

    その一歩を出す
    力を与えてくれる この音楽です。
    「未知への旅」
    ドキドキする鼓動と
    加速する気持ち、
    「よし!行くぞ!」という
    強い気持が沸き起こります。

    いつ旅立つの?
    「今でしょ!!!」

    今風に言えば、
    そんな気持ち。

    このアルバムは
    999の魅力と
    シンセサイザーの魅力がいっぱいです。

    聴いていると
    あっという間に一枚分が終わってしまう。
    楽しい時間は あまりにも短く感じるものだなぁと
    このアルバムを聴いても 納得します。

    心は解き放され
    自由を感じ
    力が沸いてくる。

    心が喜ぶ音楽とは こんな音楽なんだなぁと
    しみじみと思う。

    この音楽を聴きながら
    また一年がんばろう!!

    そう思っています。

    1. 未知への旅
    2. 幽玄なるラーメタル
    3. 最後の審判
    4. 青春の幻影
    5. 光と影のオブジェ
    6. 運命の女
    7. 約束の地
    8. SAYONARA

    DIGITAL TRIP~さよなら銀河鉄道999シンセサイザー・ファンタジー~(紙ジャケット仕様)DIGITAL TRIP~さよなら銀河鉄道999シンセサイザー・ファンタジー~(紙ジャケット仕様)
    (2010/02/24)
    東海林修

    商品詳細を見る


    アルバムは 東海林修先生のホームページからも
    購入することができます。
    作品リストはこちら。(133CDs)
    注文ポストはこちらです。
    作曲者ご本人への 心からのメッセージをどうぞ添えられてください。
    うまくいかない場合、返信がない場合は
    東海林修先生のホームページからご注文ください。
    ぜひ この名盤「「さよなら銀河鉄道999」シンセサイザー・ファンタジー」に出逢われますように。

    日本ポピュラー音楽考 第11回 菅原洋一リサイタル


    昨日の歌謡コンサートで
    菅原洋一さんが Osamu Shojiの作品「愛の嵐」を歌われたことを聞き
    見逃してしまったこと 大変残念に思っております。
    途中から見たのですが
    もう洋一さんが歌われた後だったようです。
    調べてみたのですが
    番組の再放送を最近ではやってないようで驚きました。
    どうしようもなく残念です。

    名曲は 時代を超えて歌い継がれます。
    歌手が 大事に歌いづけていらっしゃる歌というのは
    その歌手の人生にとって大きい、というだけでなく
    世の人の 想いをしっかりと受けとめられていらっしゃればこそなのです。

    愛の嵐については
    過去に二回、記事を書いておりますので
    よろしかったら ぜひご覧いただければと思います。

    今日は そういうこともあり
    菅原洋一さんの「愛は想い出とともに」という
    リサイタルのアルバムを聴いています。

    日本ポピュラー音楽考 第11回 菅原洋一リサイタル
    「愛は想い出とともに」
    音楽と指揮は Osamu Shojiです。

    みんなが知っているスタンダードナンバー
    みんなの青春や人生に寄り添い
    この胸を熱くした歌の数々。
    50年のポップス史の中から選ばれた作品を
    Osamu Shojiの素晴らしい編曲と演奏、
    菅原洋一さんの 豊かな歌声で聴かせていただけます。

    本当に洋一さんの声っていいお声です。

    優雅であり華やかであり
    甘美であり格調高い音楽。

    歌に酔いしれ
    心震える 素晴らしい世界。
    なんと37曲!!
    すごい!

    特に最後で歌われる 洋一さんのヒット作品
    「知りたくないの」
    「今日でお別れ」
    「愛のフィナーレ」
    「別れの讃歌」
    この4曲が
    どうしようもなく胸を熱くさせてくれます。

    Osamu Shojiの編曲、音楽は
    菅原洋一さんの 温かい歌声に
    美しく添われ、
    その美しさ 大きさに
    ただただ感動します。

    紅白歌合戦のステージで
    洋一さんの指揮やピアノ演奏などで
    何度もOsamu Shojiが共演されていますが
    まさに相性もぴったりの
    作曲家と歌手、であると
    私は思いますし
    お二人の作品を聴くたびに
    胸が熱くなります。

    しみじみと
    すてきな音楽を聴けた、と
    満たされるアルバムです。

    聴けば聴くほど
    自分の人生にも沁みる感じがします。

    「昭和52年度芸術祭大衆部門優秀賞受賞作品」です。
    愛は想い出とともに。