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    「横を向いたの」伊東ゆかり

    「横を向いたの」伊東ゆかり
    作詞・安井かずみ 作曲・村井邦彦 編曲・Osamu Shoji (東海林修)
    1969年ダブルデラックス

    ゆかりさんのダブルデラックスの
    2枚組の中の1枚は、全曲 安井かずみさんの詩によるものです。

    作曲は たくさんの人気作家によるものですが
    編曲は すべて Osamu Shojiによるものです。

    私は特にこの世界が大好きです。
    安井かずみさんの 甘くおしゃれな世界、
    Osamu Shojiの格調高い編曲、
    清楚で品の良いゆかりさんに
    ぴったりだと思います。

    この作品は村井邦彦さんの作曲で
    気心知れた作家陣のコラボレーション。

    ゆったりと甘く響くゆかりさんの歌声に
    しばし微笑んで ほっとできます。

    答えられなくて 横を向いたの
    なぜと聞かれて 影法師
    ひとつぶ頬をつたう 涙が光る


    Osamu Shojiのアレンジ
    ストリングスも甘く
    五月の風の中に立つような爽やかさ。
    さりけげなく添えられていますが
    とても品がよくて
    ゆかりさんの 甘い声が
    沁みわたるようです。

    このアルバムは
    いつ聞いても この心を満たしてくれますし
    このアルバムを聴く時間は
    とても贅沢な時間だと感じます。

    私にとっては 宝石箱のような一枚です。


    ゆかりダブルデラックス
    4面収録作品
    1.横を向いたの
    2.昨日までの雨
    3.書きかけた自叙伝
    4.今ここで
    5.恋の予感
    6.もし
    全編曲Osamu Shoji
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    「あなたとともに」ヒデとロザンナ

    「あなたとともに」ヒデとロザンナ 
    作詞・松任谷 由美 作曲・出門 英 編曲・Osamu Shoji(東海林 修)
    1978.6 発売 シングル

    ヒデとロザンナの
    Osamu Shojiの作曲作品では「さらば愛の季節」があります。
    今もたくさんの方から愛されている名曲です。

    「さらば愛の季節」は前に書きました。
    楽譜も出ていますのでよかったらご覧ください。
    http://palette036.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

    この「あなたとともに」は
    1978年6月発売、シングルA面です。

    松任谷 由美 / 出門 英 / 東海林 修
    このコラボレーションも 貴重でお宝です。

    ヒデさんの曲というのは
    サビの部分から始まるような華やかな曲が多いようにも思います。
    この方も 才能にあふれた方でした。
    (早くに亡くなられて本当に残念です。)


    そして しなやかなユーミンの詩
    華麗なOsamu Shojiのオーケストレーション。

    この歌は
    聴けば聴くほど好きになるタイプの歌です。


    「風が追い風なら
    促すように流れる雲の早さ

    その髪を その目を
    うすい陽ざしが彩るよ
    自由に旅することはクールではなく
    もっと相手をそばに感じること」


    ユーミンの詩はさりげないけれど
    深くてすてきです。

    そして美しい風が 想いを運ぶような
    すてきなOsamu Shojiのアレンジが
    いつ聴いても この心にさわやかな風を送り込んでくれます。

    個性の強いヒデさんとロザンナさんの歌声だから
    こんなに心地よいのだなぁ。

    音楽はコラボレーションを楽しむことだなぁ、と
    しみじみと感じ
    うれしくなる作品です。
    あなたとともに

    「SILVER WINGS」Osamu Shoji( 東海林修 ) アルバム「夜間飛行」

    「SILVER WINGS」Osamu Shoji( 東海林修 )
    アルバム「夜間飛行」

    自由に空を飛んでいけるような
    開放感と自由な感覚に浸りたいならば
    まず このアルバム「夜間飛行」でしょう。

    地に足をつけて
    しっかりと前に進むためには
    心に羽をつけ
    しっかりと飛ばしてあげることも大切です。

    音楽でこんなに開放されることに感動するのですが
    思いっきり自由に飛べた気分になれるアルバムです。

    Osamu Shojiのシンセサイザーのアルバムの中でも
    特によく聴く作品ですが
    心が解放されるだけでなく
    頭の中もすっきりとするような感じがします。
    不思議な力のあるアルバムで
    とても魅力を感じる音楽です。

    「SILVER WINGS」は
    一番最後の曲で
    ゆっくりと 気持ちや呼吸を整えて
    また日常に戻って
    一歩一歩進んでいこうと
    前向きな気持ちになります。

    私は 特に2分過ぎたあたりからの
    展開がとても好きです。
    現実に戻る直前の
    鮮やかな夢に浸る気分です。

    そして 私は レコードではなく
    CDを購入して聞いているので
    レコードに入っているのかわかりませんが

    最後には 静かに振り返れるように
    穏やかな終章が入っており
    それがまた とてもうれしいと思いました。

    いつ聴いても
    やっぱりこの「夜間飛行」の世界はいいなぁ、
    と思います。
    夜間飛行
    収録作品
    1.EARLY BIRD
    2.FRIGHT#001
    3.TRADE WINDS
    4.AIRPORT IN SOUTH ISLANDS
    5.NIGHT FLIGHT
    6.THE SOUTHERN CROSS
    7.A MESSEAGE FROM UNKNOWN FRIEND
    8.PUB CASABLANCA
    9.A TRANSIT PASSENGER
    10.SILVER WINGS

    「コンドルは飛んでいく」 編曲・指揮 Osamu Shoji( 東海林 修 )(アルバム「ハープの詩/ある愛の詩」)

    「コンドルは飛んでいく」
    編曲・指揮 Osamu Shoji( 東海林 修 )(アルバム「ハープの詩/ある愛の詩」)
    山川恵子(ハープ)
    ミリオン・ポップ管弦楽団
    1972年3月

    心が癒しを求める時
    私はこのアルバムで
    いつも癒されます。

    私がOsamu Shojiの音楽について
    こうして語るのは
    自分がOsamu Shojiの音楽を聴いて
    育ったからです。

    人が親のもとに帰るように
    音楽にも戻る場所があると
    私は思っています。

    Osamu Shojiの音楽は
    本当に 格調高く美しく
    いい音楽を聴いて自分が育ったことが
    誇らしくもあります。


    この「コンドルは飛んでいく」は
    誰もが知っている名曲ですが
    Osamu Shojiの編曲で聴く
    このハープの音楽は
    聴いていると思わず
    うっときてしまうような
    胸を熱くさせられる音楽です。

    音楽は心で感じるものだと
    この音楽を聴くと
    しみじみと感じます。

    今の自分には
    とても必要なアルバム。

    すべてを清め
    包み込むような美しさです。


    たくさんの人に
    出逢っていただきたい名盤です。

    ハープの詩
    収録作品
    1.ひき潮
    2.コンドルは飛んでいく
    3.小さな恋のメロディ
    4.明日に架ける橋
    5.白い恋人たち
    6.恋はみずいろ
    7.遥かなる影
    8.ある愛の詩
    9.雪は降る
    10.恋はフェニックス
    11.ミッシェル
    12.シェルブールの雨傘
    13.スターダスト
    14.ラスト・ワルツ

    「ピノコ」 Osamu Shoji( 東海林 修 )(BRACK JACK IMAGE ALBUMより)

    「ピノコ」 Osamu Shoji( 東海林 修 )(BRACK JACK IMAGE ALBUMより)
    曲・演奏 Osamu Shoji
    1993.12.1発売

    手塚治虫のアニメーション「ブラックジャック」の
    イメージアルバムです。
    アニメーションの音楽を
    Osamu Shojiが担当されたDVDも出ていますので
    ご覧いただきたいと思います。

    人生の光と影の
    影の部分を鋭く描かれたような作品だと思いました。

    医者である手塚先生だからこそのテーマではないでしょうか。

    毒と薬
    それも使い方によっては紙一重なのかもしれませんし
    人生というものは
    裏と表
    光と影
    嘘と真実

    なんだかすべてが紙一重のような気さえしてきます。

    だからこそ
    人は ホッとできる
    ささやかな日常を大切にして生きていくのだなぁと思います。

    重いテーマと向きあう時
    心がほっとして癒されるものが必要です。

    それが何であるかは
    人によって違うと思います。

    このBRACK JACKの物語では
    ピノコがまさにその存在で
    いつまでも変わらない
    幼児のようなかわいらしさに 
    救われる思いです。

    ふっと微笑んでしまうような
    魅力があります。

    そんなピノコを イメージした音楽。

    心が癒されるような
    優しくきらきらとした世界です。

    美しいメロディは
    心に安らぎを与えてくれます。

    このアルバムは
    聞きごたえのある名盤だと思います。

    ブラックジャックイメージアルバム

    アルバム「BRACK JACK IMAGE ALBUM」のCDは 東海林修先生のホームページから
    購入することができます。
    作品リストはこちら。(133CDs)
    注文ポストはこちらです。
    どうぞ心からのメッセージも添えられてください。
    うまくいかない場合、返信がない場合は
    東海林修先生のホームページからご注文ください。

    「ナポリは恋人」ザ・ピーナッツ

    「ナポリは恋人」ザ・ピーナッツ
    訳詩・ あらかはひろし 作詞・D.Verde 作曲・R.Rascal 編曲・Osamu Shoji( 東海林 修 )
    1965.7発売アモーレ・スクーザミ (ピーナッツのヒット・パレード第6集)

    「ナポリは恋人」は
    伊東ゆかりさんもOsamu Shojiの編曲で歌われています。
    こちらはカラオケにも入っているということなので
    きっとシングルA面で発売されたものでしょう。
    うれしいことです。

    が、昨日ゆかりさんの歌について書かせていただいたので
    今日はピーナッツさんの作品を語らせていただきたいと思います。


    名アレンジャーOsamu Shojiは
    同じ歌でも 歌手により
    その歌手のイメージを大切にされ、
    よりその世界が広がるような
    すてきなアレンジをされるのだなぁ、と
    それぞれを聴いてみればこそ
    しみじみ思います。


    ピーナッツさんの「ナポリは恋人」は
    1965.7発売アモーレ・スクーザミに収録されています。
    このアルバムには
    Osamu Shoji編曲の作品が二曲収録されています。
    「花咲く丘に涙して」と この「ナポリは恋人」が
    Osamu Shojiの編曲作品です。

    ピーナッツさんの「ナポリは恋人」というのは

    なんだか 懐かしいふるさとの空を仰ぎ見るような
    じんわりと心があたたまるような
    懐かさで胸が熱くなるような
    ゆったりと大きな楽曲です。

    素朴な少女が
    星空を見上げ
    幸せな夢に包まれるような

    ロマンチックで優しさいっぱいの作品です。

    ピーナッツのお二人のハーモニーが
    とても心地よく やわらかく響いています。

    美しい風が そよそよと
    甘く通り過ぎたかと思うと
    また吹いてくる・・・

    二重に甘さが押し寄せるから
    もう うっとりとしてしまいます。

    同じ声質で
    同じ呼吸で
    ぴったりと

    そして何より自然に歌いあげられる二人の世界。

    当時のことはよくわかりませんが
    他の歌手のみなさんにとっては
    「二人で同じ声で こんなに息もぴったりと歌われたらかなわないよ~」なんて
    言いたくなってしまうくらい
    羨ましかったのではないでしょうか。

    ピーナッツさんと言えば 宮川先生というイメージを
    たくさんの方がお持ちだと思いますが
    東海林先生の珠玉の編曲作品も
    ピーナッツさんをより輝かせたということも
    忘れてはならないなぁ、と思います。

    ピーナッツさんの世界も
    たまらなく大好きです。
    花咲く丘に涙して/ナポリは恋人

    「ボビーに首ったけ」伊東ゆかり

    「ボビーに首ったけ」伊東ゆかり
    訳詞・みナみ・カズみ 作詞・作曲 Hoffman-Klein 編曲・Osamu Shoji (東海林修)
    1963.02発売A面作品

    そよ風の優しい 五月の風の中では
    やっぱり ゆかりさんの恋の歌が聴きたいと思います。

    彼女の声というのは
    明るくて爽やかでありながら

    どこかすぅ~っと
    この心を落ち着かせてくれる力があるような気がします。

    この季節には「ワン・ボーイ」とか
    「ネイビー・ブルー」とか
    そよ風の中聴くと最高なのだけれど
    ゆかりさんのかわいい表情の見える恋の歌が
    この気持ちを明るくさせてくれます。

    「もう恋してもおかしくない
    もう あたしね 大人だもん
    だからいいでしょ 恋しても」


    最初のこのセリフだけで
    なんだか笑顔になれる。

    ゆかりさんの
    「もうあたしね~大人だもん」
    このセリフにさえ ゆかり節があってすごく魅力的。

    作詞は「みナみ・カズみ」とあるけれど
    安井かずみさんのことなんだなぁ。
    なんだかお宝だな、ってうれしくなります。

    伊東ゆかり&安井かずみ&東海林修

    これからすごい勢いで
    お三人とも世に出て行かれたわけですが
    才能の溢れる方々の初期のコラボレーション
    本当に魅力的です

    Osamu Shojiのカバー作品は
    本当にかっこいいし
    憧れる世界です。

    恋の歌を歌える時期は
    すべてが輝いて
    きらきらと眩しく
    心に焼きつく
    この五月のような季節なんだなぁ、って思います。

    ボビーに首ったけ

    「Clair de Lune ベルガマスク組曲より月の光(Debussy)」Osamu Shoji(東海林 修) (アルバム「MOON RAY」)

    「Clair de Lune ベルガマスク組曲より月の光(Debussy)」Osamu Shoji(東海林 修) (アルバム「MOON RAY」)

    月の光を見上げるとき
    どこかで 
    「この胸の闇に 光を」、と
    求める気持ちがあるような気がします。

    何気に見上げでも
    月の光というのは
    この胸に優しいです。

    誰もが知っているDebussyの「月の光」ですが
    Osamu Shojiのこの「月の光」は
    慈しみに満ち 
    優しく美しい「月の光」です。

    月の輝く はるか遠い場所で
    私を愛するひとが
    「大丈夫、そばにいるから。」と
    語りかけてくれているような音楽です。

    遠い記憶を呼び戻すように
    目を閉じれば

    穏やかで幸せな記憶が
    甦ります。

    ゆったりと奏でられる美しいメロディ。
    やわらかいピアノの響き。

    美しい月の光に包まれて
    満たされていくよう。

    名アレンジャーである、Osamu Shojiならではの
    豊かで美しい世界。

    だれもが
    知っている名曲であればこそ
    この音楽の素晴らしさが実感できると思います。

    手の届かない遠い場所からも
    この小さな自分に
    惜しみなく愛が
    注がれているような気がしてきます。
    Moon Ray
    収録作品
    1.シルバー・ムーン (Shoji)
    2.Dancin'on the moon.(Shoji)
    3.月のブランコ (Shoji)
    4.縁側 (Shoji)
    5.MOON RAY (Shoji)
    6.ときめき (Shoji)
    7.ルナ・ロッサ (Shoji)
    8.亡き母に捧げるうた
      前奏曲集第一巻より 亜麻色の髪の乙女(Debussy)
      子供の情景より 夢 トロイメライ(Schuman)
    9.Clair de Lune ベルガマスク組曲より月の光(Debussy)


    この作品はOsamu Shojiのホームページから
    購入することができます。
    名盤です。
    ぜひお聴きいただきたいと思います。
    先生のページの注文ポストはこちらです。
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    「ひとりぼっちのバラード」 沢田 研二

    「ひとりぼっちのバラード」 沢田 研二
    作詞・安井かずみ 作曲・村井邦彦 編曲・Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    アルバム「Julie」

    私は 5月の優しい風の中
    悲しみが目に沁みるときは
    このアルバム「Julie」が聴きたくなります。

    陽ざしも空も
    花も緑も
    風も優しいこの5月は
    悲しみも深く胸に刻まれます。

    そんな時
    このアルバムの音楽は
    とても美しく
    自分に寄り添い
    優しさで包んでくれます。

    「ひとりぼっちのバラード」
    いつ聴いても 名曲だと感じる。

    優しさや強さ
    そして希望は
    孤独や弱さ
    そして絶望を知ればこそ

    ささやかなものでも
    見逃すことはないということ
    生きているうちに知るのです。

    いつも いつも傷つきながら
    愛を 愛を失いながら
    生きて 生きてゆくこの命
    それはどこまで続く


    傷つけばこそ
    人の痛みもわかる。
    失うからこそ
    大切なものがわかる。

    そして どこまで続くかわからないけれど
    生きていかなければならない。

    この作品は
    とても大きなテーマで
    私たちに大切なことを語りかけてくれる。
    目の前に
    「希望」という光が見える。

    Osamu Shojiの編曲
    美しくやわらかいオーケストレーションは
    この心の傷を癒し
    優しく肩を抱いてくれるよう。

    沢田研二さんの歌声も
    このアルバムの中では
    特に説得力があり
    自然な歌声で
    聴いていてとても心地よいものです。

    そして
    Osamu Shojiが音楽と指揮を担当された
    中野サンプラザでの「沢田研二リサイタル」での
    この「ひとりぼっちのバラード」は
    さらに ジュリーの歌声がまろやかで
    語りかけるように
    心に響くものであって
    スケールの大きなオーケストレーションも
    感動的です。

    やさしい5月の風の中
    立ち止まって聴き入りたい一曲です。

    jullie
    収録作品
    1.君を許す
    2.ビロードの風
    3.誰もとめはしない
    4.愛のプレリュード
    5.光と花の思いで
    6.バラを捨てて
    7.君をさがして
    8.未知の友へ
    9ひとりぼっちのバラード
    10.雨の日の出来事
    11.マイ・ラブ
    12.愛の世界のために


    JulieJulie
    (2014/03/26)
    沢田研二

    商品詳細を見る

    「朝・昼・夜」野口五郎

    「朝・昼・夜」野口五郎
    作詞・山上路夫 作曲・村井邦彦 編曲・Osamu Shoji (東海林 修)
    1977年10月7日~11月19日  秋の六都市コンサート 

    Osamu Shojiは 野口五郎という歌手の
    ひと時代を共に生きられた音楽家ですが
    Osamu Shojiの功績は大きいと思います。

    具体的に言いますと
    男女間の愛とか恋だけではなく
    人が生きて行く中で
    前に進むための力になるような作品を
    多く作られた、ということと

    野口五郎という歌手に
    歌で 愛や人生を語らせた、という功績です。

    ある時はそっと肩に手を置き
    ある時は強く背中を押し

    ある時は愛を囁き
    ある時は激しく愛を求め・・・

    愛や人生を
    教えてくれたように思います。

    「朝・昼・夜」は
    別れたあとで
    愛した人とともに過ごした朝昼夜を思い出し

    「あなたはいない いないんだっけ・・・」
    と、 失った愛の大きさを知る。

    そしてある日 ばったりと・・・
    再会を果たし 喜び、浮き立つのですが

    次の瞬間現実に気づく。

    愛するあなたのそばに
    可愛い坊やが・・・・という
    とても切ない 愛の物語。

    淡々としたメロディではありますが
    だからこそ この物語の世界が沁みる。

    ここでも存分にOsamu Shojiは
    野口五郎という歌手に
    愛を語らせています。

    大人の世界。
    失った愛の大きさが
    身に沁みます。

    この作品が入った '77秋の六都市コンサートは
    2016.9.28にタワーレコードさんにより復刻されました!
    6大都市コンサート77


    「音のない硬貨」野口 五郎

    「音のない硬貨」野口 五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji (東海林修)
    1976年10月24日~1121日  秋の五大都市コンサート~針葉樹~

    当時の五郎さんのコンサートには
    Osamu Shojiが 作・編曲、音楽監督、ピアノ演奏に至るまで
    担当され、コンサートの舞台に五郎さんと共に立たれていました。

    Osamu Shojiが担当されていた時代は
    ステージのための 新しい作品が山のように用意され
    披露されていました。

    まるでオリジナルかと思えるほどの
    パワフルな洋楽のカバーから、

    オムニバス形式のオリジナル作品や
    長い長い歌で綴る愛の物語、

    楽しくておなかを抱えて笑うような
    ユーモアにあふれた作品、

    そして 平和や戦争について
    深く考えさせられるような作品まで、

    単なるアイドルではない、

    野口五郎という人格に触れられるような作品や
    生きる力になるような作品まで

    Osamu Shojiがいてくださればこそ
    ここまで 深い、野口五郎、という音の世界を
    感じさせていただけたのだと思っています。

    テレビで観る 野口五郎というイメージとは
    全く違う面も Osamu Shojiの作品で知ることもできました。

    「音のない硬貨」は
    かつて 古き良き昭和の時代の
    懐かしい子供のころに
    わたしたちを戻してくれるような作品です。

    それはもう
    あまりにも遠い昔になっていて
    忘れかけているような幼い日の自分。

    「一円硬貨のアルミニウムの
    鈍い光を見据えてごらん
    ・・・・・・
    役にも立たない己を恥じらう
    そんな君にも思い出がある」


    自分という人間の
    生きる意味とか
    生きて負う、自分の役割を考える事にも疲れ
    なんだか 値打ちのない自分だと
    肩を落とすこともありますが

    この 軽くて小さな一円玉にも
    かけがえのない記憶があることを忘れてはいけない。

    大事なことは お金だけではない。

    振り返れば
    あまりにもささやかな日常なのに
    その時の自分がきらきらと輝き
    今の自分を抱きしめてくれる。

    そしてたとえば

    自分が 愛するものを守るために動いた
    誇らしい気持ち、

    たとえ
    小さなことでも
    ささやかなことでも

    頑張れた自分を
    忘れちゃいけない。

    ほのぼのとした歌の世界ではあるけれど
    根底にある「愛」が
    この身に沁みます。

    そして
    「老いていくことが 忘れられるものなら
    明日という日はいらないだろう」

    という この麻生香太郎氏の詩も
    哲学的で
    深い教えのある言葉です。

    Osamu Shojiの慈愛に満ちた メロディとピアノは
    いつの時代に聞いても
    温かい気持ちと
    ほほえみを 聴く人に与えてくれます。

    そしてこの作品は
    五郎さんの素朴さや
    優しさが 染み渡るような作品です。

    追記・この作品が収録されている'76秋の五大都市コンサートは
    2016.09.28にタワーレコードさんにより復刻されました!
    5大都市コンサート76

    「試写会」 野口五郎

    「試写会」 野口五郎
    作詞・藤 公之介 作曲・編曲・ピアノ Osamu Shoji (東海林修)
    1977年10月7日~11月19日  秋の六都市コンサート

    「試写会」は六大都市コンサートのために作られて披露された作品です。
    17曲中、それまでのヒット曲やオリジナル曲のほかに
    このステージのための作品が8曲、
    カバー作品が3曲で 
    なんとオリジナル作品が5曲、新しく発表されています。

    あの すさまじい忙しさのアイドル時代の真っ只中で
    よくこれほどまで新しい作品を・・・と驚くばかりですが
     Osamu Shoji が 一緒にステージに立たれ
    音楽を担当されていた頃には
    ステージの度に そのステージのための新曲が惜しみなく披露されており
    まさに ステージは 玉手箱のよう。
    お宝がいっぱいでした。

    この「試写会」は
    あるシナリオライターの物語。

    自分の書いたシナリオが映画になった時
    ただひとつ埋まらない 空っぽの席が・・・・・。

    夢を叶えたとき
    やっと失った愛に気付く。

    何かを手に掴んだとき
    何かを失っている。

    すべてを
    掴み続ける人生などない。

    この人生も ひとつの物語・・・・。

    「右手には君の愛 左手には僕の夢が
    たった今 左手の夢 つかんだ時 右手がゆるんだ
    誰もいない 空っぽの席
    君が作った このラストシーン」


    藤公之介さんの 世界感、
    詩の魅力も感じられます。

    そして 愛の物語を語るように歌われる五郎さんも素晴らしい。

    Osamu Shojiが ともに全国を回られて
    素晴らしい作品を沢山作っていただけたことは
    五郎さんにとってもファンにとっても
    あまりにも幸せなことだったと感じます。


    追記・この作品が収録されている'77秋の六都市コンサートは
    2016.09.28 タワーレコードさんにより 復刻されました。
    五大都市コンサート76

    「俺たちは天使じゃない」野口五郎

    「俺たちは天使じゃない」 野口五郎
    作詞・藤 公之介 作曲・編曲 Osamu Shoji (東海林修)
    1977年10月7日~11月19日  秋の六都市コンサート

    1977年 六大都市コンサートは 
    東京・名古屋・宮城・北海道・大阪・福岡にて行われました。

    10代最後の年の五郎さん。
    コンサートの音楽とピアノを担当されたのがOsamu Shojiでした。

    ファンは 当時 これほどのクオリティの高い音楽を
    当たり前のように聴いていましたが
    他の歌手もこのくらいのレベルなのだろうと思っていました。

    しかし、それは大間違いで あまりにも恵まれたことなのでした。
    それゆえ 野口五郎のファンの方は耳が良いのですが
    そのことに気づいていらっしゃらない方も多いようです。

    オープニングで歌われた「俺たちは天使じゃない」は
    このコンサートのために作られた作品です。

    秋の高い青空をイメージできる音楽。
    そしてメッセージがこめられた詩の世界。

    今聴いても 胸に沁みる作品です。

    「青春には二枚の翼がある
    いつでも好きな時にはばたけるよ
    白い翼 背中に感じている間に
    はばたくよ 風の中を
    いつかその翼は 消える日がくる」


    当時は そうなのかな・・と漠然と聴いていましたが
    今は 心に刺さるくらい実感します。

    翼は いつか消える日が来ると
    当時は理解できないことでした。

    けれど 人は年を重ねていくうちに
    もう 羽ばたいてはいけないことを知るのです。

    守るべきものを守るために
    羽ばたくことを諦める、ということだと思います。

    自由に動けるほど 選択肢もない。

    若さが素晴らしいのは
    羽ばたける翼があるからなのですね。

    人生を教えてくれるような
    深い世界を 当時の野口五郎さんは
    たくさん歌われていました。

    特にOsamu Shoji作品には
    人生に力を与えてくれるような作品が多かったのです。

    いつかこのステージとこの作品も
    復刻されて 沢山の方が聴かれることがありますようにと
    祈るばかりです。


    追記・この作品が収録されている'77秋の六都市コンサートは
    2016.09.28 タワーレコードさんにより 復刻されました。
    五大都市コンサート76

    「愛の嘆き」野口五郎

    「愛の嘆き」野口五郎
    作詞・有馬三恵子 作曲・編曲・Osamu Shoji (東海林修 )
    1977年4月  日生劇場特別リサイタル

    野口五郎さんが初めて日生劇場に立たれたこの舞台の
    目玉ともいえる 入魂の一曲。

    Osamu Shojiは この舞台の音楽を担当され
    ピアノも弾かれています。
    Osamu Shoji のピアノも沁み入るように耳に入ってきます。

    魂を揺さぶる迫力のサウンド。

    野口五郎さんは歌で
    愛を語り
    愛を求め
    愛を教えてくれる。

    「愛の嘆き」
    激情があふれだし
    ひざまづき
    愛を叫ぶ。

    帰らない過去。
    戻ることのできない
    二人の一瞬一瞬が
    脳裏によみがえり
    愛するひとを呼ぶ。

    日生劇場という憧れの舞台。
    五郎さんは 持てるものはすべて出し切って
    素晴らしい歌声を披露されました。

    これほどまでの素晴らしい舞台ができたのは
    Osamu Shojiという超プロフェッショナルな音楽家が
    そばで支えられた、ということがあればこそだと思います。

    愛しあっていたじゃないか
    ここへ越してきたのも
    仲間を捨てたのも
    みんなお前のため
    しあわせでしたですむのかい・・・・


    聴きながら 聴いている自分も一緒に
    愛する人を探しています。

    胸が熱く 動けなくなるのです。
    この歌を聴くと 強く人を愛して求めた気分になり
    どうしようもなく泣けてしまいます。

    五郎さん自身も 泣きながらも
    力強く歌われています。

    聴き終わったあとは
    一瞬 放心状態になってしまうのですが
    とても心が満たされて
    すごい歌を聴いた、という
    満足感でいっぱいです。

    良い作品を残されて
    本当に良かったと思える作品のひとつです。
    77日生劇場

    「ア・ソング・フォー・ユー」野口五郎

    「ア・ソング・フォー・ユー」野口五郎
    訳詩・安井かずみ 作曲・Leon Russell  編曲・Osamu Shoji(東海林修)
    1974年 GORO IN SUNPLAZA 

    このステージよりOsamu Shojiが五郎さんの音楽を担当されるようになりました。

    Osamu Shojiが ステージを担当された時期には
    驚くほどに ワンステージで たくさんのオリジナルの新曲を披露されていました。
    初めて聴く洋楽もいっぱいあり
    とにかく いちはやく良い音楽は取り入れて歌われていたように思います。

    その二つのことについては
    Osamu Shojiのお力が大きかったと思います。
    このステージでは長い長い20分を越える「愛の肖像」を披露されましたが
    Osamu Shojiがスーパーマン的に
    音楽を作れる方だったから・・・ということも言えると思います。

    そして洋楽は まるで五郎さんの持ち歌かと思うほどに
    ピッタリのアレンジで聴かせていただけました。
    本当にかっこ良かったのです。

    私は ひとつ残念に思うことがあります。
    それは 五郎さんのオリジナル作品に
    安井かずみさんの作品がないことです。

    沢田さんもひろみさんも秀樹さんもあるのに
    五郎さんだけは なぜか一曲もない。
    それが ただひとつ 残念に思うことです。

    けれど ただ一曲、
    このカバー作品は 安井かずみさんの詩です。
    本当に貴重な貴重な作品です。

    なぜに残念に思うかというと
    この曲があまりにも 五郎さんにぴったりで
    五郎さんが輝く作品だからです。

    ポリドールの先輩をさしおいて
    五郎さんはお願できなかったのかもしれない、と
    ふと考えますが 
    ご縁がなかった、ということでしょうか。

    残念がるのは もうこれくらいにして

    この歌が 本当に胸に沁みますし
    五郎さんの「心」を映しているように感じ
    感動します。

    黙っていたけど知っていた
    あなたがこれまでとう愛して
    どんな風に思っていてくれたのかを
    だから今 この歌を ソング フォー ユー


    「黙っていたけど知っていた」
    この詩がたまらくいい。

    五郎さんからしたら
    「何も語れず ただ歌い続けるしかない自分。」

    ファンからしたら
    「たくさんの中の一人で どんなに思っても知られることのない自分。」

    そのさみしさや虚しさが
    この一曲で 開放されたような気がするのです。

    何も言ってくれないけれど
    きっとわかっていてくれるよね、って
    ファンは 信じれたし

    みんなが自分を信じ
    きっとついて来てくれる、って
    五郎さんは思えばこそこの歌を歌ったのだと思います。

    この歌を聴いた時
    本当に泣けたのですが
    それは 五郎さんと心が通じたように思えたからです。

    カバー曲とはいえ
    この世界は 五郎さんならでは、です。

    Osamu Shojiは 素晴らしい音楽で
    五郎さんとファンの心をつなぐ
    架け橋になってくださいました。

    そしてこの作品は誰が聴かれても
    素敵だ、と言っていただける作品だと確信しています。

    素晴らしい音楽を作ってくださったOsamu Shojiに
    心からの感謝を。

    愛の肖像

    参考音源
    A Song For You
    Leon Russell 1970