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    「少女よ」野口五郎

    「少女よ」野口五郎
    作詞・麻生 香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林 修 )
    1976年7月21日発売      アルバム「GORO IN LOSANGELES U・S・A 北回帰線」

    かつて このアルバムが出た時
    この「少女よ」を初めて聴いて 衝撃を受けました。

    胸に抱えきれない悲しみや
    不安や 苦しみ。
    どうして生まれてきたのだろうというような
    自分自身への問いかけ。
    夢が見えない中で
    幼いながら、もがいていた自分を
    優しく抱きしめ すくいあげてくれた世界でした。

    私はこの歌を聴き
    心から涙を流しました。

    足の軛がほどかれ
    飛び立てる気がしました。

    どんな状況であろうと
    この歌 一曲あることで
    大きな夢が持てました。

    少女よ
    南に帰る渡り鳥たちの 脚の軛をほどいておあげ
    少女よ
    解き放された渡り鳥たちの 嬉しそうな 翼をごらん
    生きていくことは いつも囚われの身
    自由になりたいと もがく魂よ
    地球を越えて帰る鳥たちを 見送ろう


    そして この作品は ロスで録音されましたが
    その乾いた感じがとても良いのです。
    これが ロンドンやニューヨークで録ると
    全く違ったものになっていたと思います。

    この音だから 乾いた心に深く染みたのです。
    そのことを 最近になって 強く思いました。

    この詩の世界は特別です。
    最初から最後まで 心に染みます。
    そして優しい心を取り戻せます。

    優しさに満ちて美しい。

    これを 名曲と言わずして
    なんといいましょうか。

    人生は 色々なことが起きて
    生きても生きても 試練の連続です。

    私には この歌が
    心の塗り薬となりました。

    そして今
    この「少女よ」は
    私にとっての 子守歌のように響きます。

    ほんとうはもう
    私は海に帰りたい。

    けれど まだ私は試され続ける。

    一生懸命、優しい気持ちで生きている。
    なのに 人を傷つけて
    大切なものを失う。

    愚かな自分を責めずにいられない。

    だから やっぱり人生の最後は
    「少女よ」をかけてほしい。

    この歌に見送られたい。

    この歌に人生を重ねてきたことに
    気づかされます。

    この歌に出逢えたことに感謝します。

    ありがとう。
    いつも私を抱きしめてくれて。
    これからも この「少女よ」とともに・・・・。



    北回帰線
    1. 紀元0年
    2. 薔薇
    3. 航海日誌
    4. ボトル・レタア
    5. 北回帰線
    6. グッド・ナイト
    7. 少女よ
    8. 狂った地球(かじつ)
    9. 汚さずにいられない
    10. 新宿午前四時
    11. 21世紀箱舟の出帆


    尚、Osamu Shojiシンセサイザー作品で、
    「少女よ」が入った
    野口五郎さんへの作品集「少女よ」は
    先生がお亡くなりになられた今、
    購入することが出来ません。
    お持ちの方は どうか 大切になさってください。
    先生の心、ですから。
    少女よ

    1. 箱船の帰還
    2. 水平線へ
    3. 少女よ
    4. 愛のラルゴ
    5. Bottled Letter
    6. 歌がある限り
    7. されど青春
    8. Chorus Line
    9. See you again


    "北回帰線~ゴロー・イン・ロスアンジェルス,U.S.A."
    (1995/04/26)
    野口五郎

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    「幸せな日々」(組曲「旅」)布施明

    「幸せな日々」(組曲「旅」)布施明
    作詞・山上路夫 作・村井邦彦 編曲 Osamu Shoji(東海林 修)
    1970年「布施明ダブルデラックス」

    数日前、 ヒロ ムライという方が
    日本人初のグラミー賞最優秀ミュージック・ビデオを受賞したとのことで
    ニュースで取り上げられていました。
    顔を見たら すぐにわかりました。
    村井邦彦さんにとても似ていらっしゃったからです。

    村井邦彦さんは 現在ロスにお住まいだそうです。
    村井邦彦さんは
    「作曲に関しては、東海林修に学んだところが多いと語っている。」
    とウィキペディアにも出ていますが
    足を向けて眠れない先生、と Osamu Shojiの作品のライナーに
    書いていらっしゃいます。
    東海林先生も 一時は もう日本に帰らないつもりで
    ロスに行っていらっしゃったことがありました。

    しかし 強い要望もあり
    結局日本に戻って来られて
    人生を日本で終えられる結果となりました。

    息子のヒロ ムライさんの受賞の件で
    村井邦彦さんがインタビューを受けていらっしゃいましたが
    村井邦彦さんを拝見すると
    東海林先生もアメリカで生きる選択肢もあったのに・・・と
    考えてしまいました。

    けれど 先生の音楽で育ってきた自分は
    日本に帰ってこられたことに感謝しています。


    「幸せな日々」は5曲で ひとつの物語。
    組曲「旅」の中の三番目の歌。

    出逢い、互いを意識するようになり
    愛し合う。

    人を愛する歓び、
    出逢えた歓びがあふれている。

    「言葉はいらない 二人はからだで
    愛するいのち たしかめあって
    今日も生きていく」

    布施さんの歌声も 喜びにあふれている。
    幸せが胸いっぱいにあふれる。

    もともと 布施明さんの持っているものは
    とても明るい。
    声もとても明るいので
    幸せな歌を聴くと
    とても幸せな気分になれるし
    幸せがあふれてくる。

    考えてみれば
    人生において こんな幸せな時は
    そう長くは続かない、とこの年になると感じる。

    だけど確かに
    こんな風に 幸せを叫びたい時代はあった。

    そのことを
    喜びとして 残りの人生を生きたいと思っています。
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    【番外編】東海林修先生が作ってくださった五郎さんへの歌

    2018.4.30に東海林 修先生はお亡くなりになって
    約10か月が過ぎようとしています。
    先生はいらっしゃいませんが 
    先生が作ってくださった歌に勇気づけられます。

    そして先生の歌を 大切に歌い続けてくださっている
    野口五郎さんが 食道がんの手術をされていたことを
    ご自分のコンサートで語られたそうで
    ニュースになっていました。

    初期であり 手術も無事に終わられたとのことです。
    奇跡的に初期の段階で見つかったそうです。
    ほんとうによかったです。

    元気でいることが 当たり前だと思っていた
    自分のおめでたさが嫌になります。

    人生に与えられる試練の意味を考えます。

    自分の手の中に当たり前にある たいして大事でもないようなものが
    他人にとっては ものすごく欲しいものであったり
    他人が当たり前のように持たれているものが
    自分には どうしても手に入れられないものだったりする。

    何かを手に入れられない代わりに
    与えられたものが 今 この手の中にあるのではないか。

    すべては掴めないのだろうか・・・と。

    今は 人生を指し示す歌を聴きたい。
    そう思ったときに聴きたいと思う歌は
    五郎さんと先生の作品です。

    恋とか愛ではなく
    生きることや 夢に向かう決意を指し示してる歌を
    沢山作ってくださったことは とてもとても大きいです。

    私は 正直
    東海林先生が 五郎さんに
    「箱舟の帰還」という作品を残してくださったこと
    もうこの一曲だけでも 十分だと思ってきました。
    これほどの名曲が 他にあるだろうか、と
    いつも思って生きてきました。
    それくらい この歌が好きなものですから。

    だけど今 生きることと向き合ってみると
    先生と五郎さんの歌の世界の大きさを
    しみじみと実感します。

    最近は「水平線へ」という歌を聴いて
    なんてパワーのある勇気をもらえる歌なのだろう、と
    今更ながら 胸が熱くなります。

    愛がなければ
    夢がなければ
    明日を生きる希望など湧いてこない。

    人は時に
    生きる希望も失くすこともあるけれど

    お二人の作品を聴けば
    もう一度顔を上げて
    立ち上がってみよう、と思える。

    だから
    だからお二人の歌の世界は
    今も愛され続けているんだと私は思います。
    ***

    故郷に帰るII では ライブ盤の「箱舟の帰還」が聴けます。
    また「光の中に」も感動的です。

    『GORO ON STAGE 故郷に帰るII '76.4.29 美濃市体育館』
    20170727goro3

    http://tower.jp/item/4534157/GORO-ON-STAGE-%E6%95%85%E9%83%B7%E3%81%AB%E5%B8%B0%E3%82%8BII-'76-4-29-%E7%BE%8E%E6%BF%83%E5%B8%82%E4%BD%93%E8%82%B2%E9%A4%A8%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    ■『GORO ON STAGE 故郷に帰るII '76.4.29 美濃市体育館』<初CD化/1976年作品>
    1976年4月29日、岐阜県美濃市体育館における実況録音。 カセット・テープのみで発売された貴重なライヴ録音を初CD化(LPレコードでは未発売)。総合指揮:東海林修。“箱舟の帰還”“音楽祭”“光の中に”などを収録。

    5年の歩み、では 「見果てぬ夢」「 トラベリング・ボーイ」などの
    パワーのある作品が聴けますし
    「箱舟の帰還」「 ア・ソング・フォー・ユー」「アドロ」など
    染み渡るような世界が スタジオ録音盤で聴けます。

    『野口五郎 5年の歩み』
    20170727goro5

    http://tower.jp/item/4534160/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E4%BA%94%E9%83%8E-5%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%AD%A9%E3%81%BF%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    ■『野口五郎 5年の歩み』<1976年作品>

    日生劇場特別リサイタルでは
    人生に力を与えてくれるような「水平線へ」や「歌がある限り」、
    愛で満ちる世界「少女よ」「愛のラルゴ」「されど青春」などを
    聴くことが出来ます。


    『GORO IN NISSEI THEATRE 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』
    20170727goro2

    http://tower.jp/item/4534156/GORO-IN-NISSEI-THEATRE-%E9%87%8E%E5%8F%A3%E4%BA%94%E9%83%8E-%E6%97%A5%E7%94%9F%E5%8A%87%E5%A0%B4%E7%89%B9%E5%88%A5%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AB%EF%BC%9C%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E9%99%90%E5%AE%9A%EF%BC%9E
    ■『GORO IN NISSEI THEATRE 野口五郎 日生劇場特別リサイタル』<初CD化/1977年作品>

    「僕のうたは君のうた」(「YOUR SONG」 )(アルバム「ある愛の詩」)

    「僕のうたは君のうた」(「YOUR SONG」 )(アルバム「ある愛の詩」)
    B.Daupin-E.Jone 編曲 Osamu Shoji (東海林 修)
    1971年8月発売 アルバム「ある愛の詩」。

    アルバム「ある愛の詩」の作品については
    この一曲をもって語り切ったことになります。

    「YOUR SONG」 はエルトン・ジョンが歌われた楽曲です。
    Osamu Shojiがコーラスとして参加された
    伊東 ゆかり with THE GREEN GINGERのアルバムでも
    Osamu Shojiのアレンジで すてきな歌声を聴いていました。

    このアルバムはインストゥルメンタルですので
    美しい音楽を楽しむこととなります。

    寒い寒い日の
    暖炉の前で暖まるような ぬくもりを感じられる作品です。
    トランペットの 豊な響きが心地よいです。

    日本を旅立たれ
    ロスで生活されており
    もう帰ってこないつもりで行かれたそうですが

    上月晃さんのステージの音楽を・・・と
    ご本人直々に訪ねて来られお願いされたと聞きます。

    人生は 何が起こるかわかりませんが
    Osamu Shojiもかなり奇想天外で
    ドラマチックな人生を生きて来られた方であることは間違いありません。

    このライナーで 村井邦彦さんが
    Osamu Shojiのことを 「足を向けて寝られない先生」と書かれているのが
    微笑ましい限りです。

    良い音楽は残っていくので
    Osamu Shojiの音楽は きっと これからも愛されていくことと思います。


    ある愛の詩
    収録作品
    「ある愛の詩」
    「美しき人生」
    「ふたりの誓い」
    「雨を見たかい」
    「恋は翼にのって」
    「晴れた日には白いドレス」
    「あなたの記憶」
    「二人の週末」
    「愛する瞬間」
    「ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア」
    「僕のうたは君のうた」
    「たそがれの都会」


    トランペット ドン・レイダー、
    ドラムス ボブ・二―ル、
    エレキ・ベース クライド・ホーガン、
    ピアノ 飯吉馨、
    ギター 神谷重徳、
    ストリングス 多忠昭アンサンブル