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    「過ち」 カルメン・マキ

    「過ち」 カルメン・マキ
    作詞・なかにし礼 作曲・ 編曲・Osamu Shoji(東海林修)
    1969年 アルバム「アダムとイヴ」

    2016年に アルバムが復刻していた
    カルメン・マキ「アダムとイヴ」

    どんなに長く生きて
    どんなに文明は発達して
    どんなに進化していったとしても

    人は 生まれてきた意味と
    生きている意味を考え続ける。

    そしてこの世の先の世界のことも
    考えるけれど
    結局は なにひとつわからない。

    1969年の カルメン・マキさんの
    この問題作が 時間を経ても こうして復刻されるのは
    その深さが 聴く人の心に問うものだからだと思います。

    何もしなくても 人生は何かに飲み込まれるように動いていく。

    長く生きていると 目に見えないものの力を強く感じる。
    自分の意志とは まったく違うところで
    誰かがこの人生を動かしている。

    人は罪深い。
    嘘も 偽りも 秘密もない人生であれば
    何の苦しみも痛みもない。
    そんな人生であれば この世はご褒美に与えられたものだけれど
    人生は修行の場だから
    そんな人生は ほぼないのでしょう。

    痛みに耐えながら生きる意味を探す。
    何処から来て 何処に行くのか 知りたいと もがく。

    この「過ち」は そういう 人の心の奥深くに問いかける言葉と音楽です。

    このアルバムの最後を飾るこの作品。

    「歩いているだけで 足跡がのこる
    許してほしい 許してほしい
    ふりかえるのが怖い」

    この歌詞がわかる人は
    人生の経験を積まれた人でしょう。

    心の中に 囁きが聞こえる。
    尋ねたいことはあるけれど
    答えなど帰って来ない。
    もしかしたら その問いの答えを言っているのかもしれないけれど
    自分には まるでわからない。

    この歌の間 フランス語の囁きが流れているけれど
    そういう感じなのではないかと思います。

    独特な世界観。 
    この孤独。
    罪深さ。
    自分と向き合うことになるので
    いつもは聴けない。

    でも  不思議と 時々 出して聴きたくなるような作品です。

    東海林先生は 今頃 遠い世界で
    すべてを悟って
    穏やかに下界を見下ろしていらっしゃるかしら。

    収録作品
    ★アダムとイヴ
    ★欲望
    ★種子
    ペルソナ
    嘘とほんと
    ★女と男
    子供

    ★本能
    ★★過ち

    ★編曲作品
    ★★作・編曲作品

    アダムとイヴ
    メンタルが強い方はどうぞお聴きください。
    あまりにも深いです。
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