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    「四回戦ボーイ」野口 五郎

    「四回戦ボーイ」野口 五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji(東海林修)
    1976年3月20~23日     日劇リサイタル~女友達

    そもそも「四回戦ボーイ」とは何ぞや?と
    当時思ったわけですけれど
    4回戦ボーイ=C級ライセンスしか持ってない、
    「アマチュアに毛が生えた程度の実力しか持ちあわせてない」
    ボクサーの事を言うそうです。
    デビュー間もないボクサーの事を指すのかもしれませんが
    少し 上から見下ろされた感があるような気もします。

    この作品は76年の日劇リサイタルのために作られ 歌われましたが、
    結局は音源化されませんでした。
    みんなが知っているのは ラジオでこの3つのオムニバス
    「僕は道化師」「四回戦ボーイ」「音楽祭」がオンエアされたから、
    であります。
    これほどの作品が 1つの作品、(オムニバス)として
    レコードやカセットとして音源化されなかったことは
    本当に残念、と 申し上げるほかございません。

    このオムニバスは 
    人生には挫折があったり
    努力しても報われないことや
    結果に結びつかないこともあるけれど
    自分を信じて
    夢に向かって顔を上げて
    明日に向かい
    がんばって行こうじゃないか、と
    聴く人の心に語りかけてくれる名作です。

    若いころは 少しのことでもうダメだと思い
    打ちひしがれ
    夢もなくし
    すぐに絶望的になりましたが
    それは人生経験が少なく
    初めてのことずくしだったから、です。

    それゆえ 少年少女は
    人生に迷い すぐに人生の光も見失い
    悩み苦しむのです。

    そんな少年や少女に
    大きく生きる力を与える世界が
    このオムニバスだったのです。

    「四回戦ボーイ」

    「顔の形も変わるほど 殴られ続けたスパーリング
    ろくに食事もできぬまま 減量 減量の毎日
    今に見てろ チャンピオンベルトとってみせるぞ
    このこぶしで」

    だれもが 自分の人生と照らし合わせて
    この歌を聴いたのではないでしょうか。

    ボコボコにされるようなことや
    苦しいことが 沢山おきるのが人生。

    「今に見てろ」
    「きっといつか」
    と 根性のない自分を奮い立たせる。

    弱くて 夢も やる気も
    すぐに 風船のようにしぼむ自分。
    だけど みんな苦しいんだな、
    自分もがんばろう!、と
    勇気が湧いたものです。
    時にはこんな風に ハングリー精神を全面に出して
    自分と戦うことも必要なのだと悟った世界でした。

    声に出して言えないことでも
    こうして五郎さんがかわりに歌ってくれる。
    希望を与えてくれる歌声でした。

    リンクに倒れるボクサーのように
    人生倒れることも多かったけれど
    そのたび
    立ち上がろうと思えました。

    苦しい時は よく聞いたものです。
    自分を支えてくれた一曲でもあります。

    これほどの名作が世に出なかったことは
    Osamu Shojiも残念に思われたことと思いますが
    これ以降も
    音源化されようが されまいが
    夢のあるステージにされるために 
    五郎さんのために ファンのために
    惜しみなく新しい作品を作り続けてくださったこと、
    そしてそれらの歌が人生を支える世界になったこと、
    その大きさに
    私たちは心から感謝したいと思うのです。
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