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    「されど青春」野口五郎

    「されど青春」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji ( 東海林修 )
    1989年9月20日発売CD「野口五郎ダイジェストライブ」

    野口五郎/東海林修 作品というと
    まずこの一曲!というのは
    なかなか選ぶのが難しいのではないかと思います。
    名曲揃いということもありますし
    それぞれの感性や思い出もありますし
    人生の場面に添う作品として愛聴し、
    聴き続けていることが多いからです。

    「箱舟の帰還」「歌がある限り」「少女よ」「愛のラルゴ」「愛の肖像」
    「水平線へ」「21世紀箱舟の出帆」etc・・・・

    でも、 五曲選んでください、というと
    たぶんこの「されど青春」は
    たくさんの人が五曲の中に選ぶ作品ではないかと思います。

    初演は1976年秋の五大都市コンサート。
    日生劇場でも歌われましたし、
    長くコンサートで歌われ
    STBライブなどでもアンコールなどで
    歌われることが多かったように記憶しています。

    Osamu Shojiは 野口五郎という歌手に
    歌で語らせたかったのではないか、と思います。
    人の心に言葉が届くような 美しいメロディを作られています。

    それまでOsamu Shojiのほとんどの仕事が
    アレンジャーとしての仕事でした。
    なぜそうなったのかというと
    答えは簡単で 日本にOsamu Shojiほどの
    素晴らしい編曲ができる音楽家が他にいなかった、ということです。

    そのために 残念ながら
    あまりにもハードな日々で
    Osamu Shojiは編曲家としての仕事をこなすことで
    精一杯だったのではと考えられます。

    野口五郎は幸せなアーティストです。
    なぜか、というと Osamu Shojiの書きおろされたオリジナルの作曲作品を
    自身のオリジナル作品としてたくさん発表されているからです。
    Osamu Shojiのオリジナル作品をこれほどたくさん歌えた歌手は
    野口五郎という歌手、ただ一人なのです。

    しかも全国のコンサートにまで
    マエストロOsamu Shojiが同行され
    五郎さんとともにステージに立たれています。

    そんな素晴らしい音楽を聴いて育った
    五郎ファンの耳が
    良くないわけがありません。
    そのことだけは きっぱりと言わせていただきます。

    そして 話は戻りますが
    Osamu Shojiにとっても 野口五郎という歌手は
    希望の光であっただろう、と 私は思うのです。

    ですからOsamu Shojiは
    世の少女たちの心に届くように
    できるだけ解り易いメロディを心掛けられて
    作られたのだと思いますが
    それがより良い結果となったのだと思います。


    歌というものはすべてが揃わなければ
    残ってはいきません。

    そして言葉が心に沁みるメロディであり
    この心に問いかけるような歌声であり楽曲でなければ
    名曲とは言えません。

    「されど青春」は 静かに問いかけ、
    語りかけ、肩を抱き、

    この胸の痛みを分かつような
    温かみのある 深い作品です。

    愛しても尽しても
    さよならがいつしか忍びよるものですね
    青春の輝きを追いかけて あぁ
    ため息をつくのですね ひとはみな


    この歌の詩も素晴らしく
    最初から最後まで
    この胸に沁みる。

    それはまるで傷口を塞ぐ塗り薬のように
    そっと手当をしてくれる。

    この歌のイントロはピアノで
    すべてが慈しみに満ちたピアノのメロディとなっていることも
    印象的です。
    日生リサイタルなどでは
    すべてOsamu Shoji自身がピアノを弾かれていました。

    機会があればぜひ
    世の中のみなさんに
    ご紹介したいと願う
    珠玉の一曲です。

    追記・この作品が初演の'76五大都市コンサートは
    2016.09.28タワーレコードさんにより復刻されました。
    5大都市コンサート76

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