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    「されどわれらが日々」 野口五郎

    「されどわれらが日々」 野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲・ Osamu Shoji  ( 東海林 修 )
    1980年コンサート    HOT ICE '80

    この作品は 五郎さんの歌のタイトルを歌詞にはめ込んであるので
    ぱっ、と 聴いたら あぁ そういう楽しさを狙った作品なのかな?と
    思いがちですが 
    何度も聴いていくうちに それは思い違いであったことに気づきます。

    聴けば聴くほど
    年を重ねれば重ねるほど
    この心に深く沁み渡っていて
    いつのまにか 何気に歌っていて驚く、というのが
    この作品の持つ力と深さです。

    一言でいえば、「温かいメロディ」なのですが
    それだけではなく深いのです。

    旅立ちの歌でもあります。
    ともに生きてきたけれど
    自分もいつまでもここに留まっているわけにはいかない。

    どんなに居心地が良くて 留まっていたくても
    さぁ もう行きなさい、と 何かに背中を押される時がある。
    長く生きていらしてきた方でしたら
    きっとそんな経験がおありでしょう。

    名残惜しいけれど
    もう行かなくてはならない。
    共に生きた歳月、
    重ねた想い出は尽きない。

    愛は確かに今もある。
    けれどここに留まることはできない。
    人は 自分の気持ちで決めているのではなく
    何かに突き動かされるように生きているように思います。

    「楽しい思い出をありがとう
    出逢えただけで幸せだよ」


    心でつぶやくこの言葉と
    この歌の曲があまりにもマッチして
    唇からこぼれた感じのする歌なのです。

    私は思うのですが
    「ありがとう」と心から思えた時、
    その時こそがさようならが言える時、
    なのではないかと思います。

    「もう僕は行くよ 見果てぬ夢 追いかけて
     きっとまた逢えるさ その日を夢みて あぁGood Luck」

    そして 「また逢えるさ」、って こうして 口にして言う人に限って
    もう逢えないだろう、と 悟っている人だったりします。
    人生って複雑ですね。

    生きていれば 
    そういう別れもたくさんありますが
    この歌を聴くとき、

    そういうこともあったよね。
    だけど それは生きた証しであり
    素晴らしい青春だったよね、と
    穏やかに慰めて 前を照らしてくれるような
    癒しになる 歌だと 私は思います。
    メロディがとても温かくて沁みます。

    だから私は この歌が大好きですし
    ふとしたときに 口ずさんでいます。

    HOT ICE '80
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