FC2ブログ
    web拍手 by FC2

    「42.195km」野口五郎

    「42.195km」野口五郎
    作詞・麻生香太郎 作・編曲・Osamu Shoji (東海林修)
    1977年   日生劇場特別リサイタル

    この作品は 1977年の日生劇場特別リサイタルのために作られ
    披露された作品です。

    憧れの舞台「日生劇場」でのリサイタルは
    五郎さんにとっては大きな挑戦だったと思います。

    この舞台のために作られた
    10曲もの新曲を引っ下げての大舞台。

    歌を歌うだけでなく ギターも弾かれ
    観客を喜ばせるよう 楽しいおしゃべりもしなくてはなりません。

    2週間以上にも渡る長い期間、
    毎日 このステージをこなされる五郎さん。

    21歳という 若さ。
    どれほどの不安と緊張の中で
    この舞台に立たれていたか・・・・
    考えただけで身ぶるいします。

    たぶん必死に闘っていらっしゃったのだと思います。

    その ステージの音楽を
    一手に引き受けられたのがOsamu Shojiなのです。

    Osamu Shojiが そばにいてくださったことが
    どれだけ大きかったか、
    今さらながら そのことを考えます。
    Osamu Shojiの音楽に支えられるように
    五郎さんは舞台に立たれ

    舞台に立つたびに
    大きくなっていかれました。

    人は 一人では育ちません。
    決して一人では成長できないのです。
    そのことを忘れてはならないと思います。

    さて、人生を42.195kmのマラソンに例えたこの歌。
    この歌は まさに 五郎さん自身への応援歌だったのではないでしょうか。

    折り返しはまだ遠いか
    足をあげろ 水を飲むな


    歌詞のすべてが 命令形になっています。

    こんな歌詞が
    当時歌になっていることも珍しかったと思います。
    けれど だからこそ この歌詞は
    弱音を吐いて 諦めてしまいたい時
    負けてしまいそうな時に
    この歌を思い出し
    歯を食いしばることができたのです。

    かっこいい歌なら 世の中にいっぱいあります。
    愛の歓びの歌も この世にはいっぱいあります。

    だけど こんな歌なんて
    そんなにはないでしょう。
    自分を叱り自分を励まし
    自分で責任を取れ、というようなメッセージの歌です。

    少なくとも 当時としてはとても珍しかったはずです。

    堅すぎる、と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
    でも 少なくとも当時の五郎さんには必要だった世界ではないでしょうか。

    そして そういう歌を歌ってくれるから
    野口五郎、と言う歌手が好きになった、という人も
    たくさんいると思います。

    この歌は 敢えて 五郎さんに語らせたかったのだと思います。
    伴奏も 五郎さんの言葉が届くようにされています。
    そして 五郎さんの ギターのソロも入り
    五郎さんの気持ちの届く仕上がりとなっています。

    最近では 歌われることもなくなりましたが
    もう一度 歌ってほしい作品でもあります。

    1977年 秋の六都市コンサート 
    1978年 日生劇場特別リサイタルでも
    歌われていますので

    持っていらっしゃる方は 聴き比べてみられるのも良いと思います。

    尚、CD「野口五郎ダイジェストライブ」(1989年9月20日発売)で
    1977年日生劇場実況録音盤が 復刻されています。
    とても ナイスな選曲だと思います。

    いま一度聴いてみていただきたい作品です。

    77日生劇場
    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント

    非公開コメント