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    「音のない硬貨」野口 五郎

    「音のない硬貨」野口 五郎
    作詞・麻生香太郎 作曲・編曲 Osamu Shoji (東海林修)
    1976年10月24日~1121日  秋の五大都市コンサート~針葉樹~

    当時の五郎さんのコンサートには
    Osamu Shojiが 作・編曲、音楽監督、ピアノ演奏に至るまで
    担当され、コンサートの舞台に五郎さんと共に立たれていました。

    Osamu Shojiが担当されていた時代は
    ステージのための 新しい作品が山のように用意され
    披露されていました。

    まるでオリジナルかと思えるほどの
    パワフルな洋楽のカバーから、

    オムニバス形式のオリジナル作品や
    長い長い歌で綴る愛の物語、

    楽しくておなかを抱えて笑うような
    ユーモアにあふれた作品、

    そして 平和や戦争について
    深く考えさせられるような作品まで、

    単なるアイドルではない、

    野口五郎という人格に触れられるような作品や
    生きる力になるような作品まで

    Osamu Shojiがいてくださればこそ
    ここまで 深い、野口五郎、という音の世界を
    感じさせていただけたのだと思っています。

    テレビで観る 野口五郎というイメージとは
    全く違う面も Osamu Shojiの作品で知ることもできました。

    「音のない硬貨」は
    かつて 古き良き昭和の時代の
    懐かしい子供のころに
    わたしたちを戻してくれるような作品です。

    それはもう
    あまりにも遠い昔になっていて
    忘れかけているような幼い日の自分。

    「一円硬貨のアルミニウムの
    鈍い光を見据えてごらん
    ・・・・・・
    役にも立たない己を恥じらう
    そんな君にも思い出がある」


    自分という人間の
    生きる意味とか
    生きて負う、自分の役割を考える事にも疲れ
    なんだか 値打ちのない自分だと
    肩を落とすこともありますが

    この 軽くて小さな一円玉にも
    かけがえのない記憶があることを忘れてはいけない。

    大事なことは お金だけではない。

    振り返れば
    あまりにもささやかな日常なのに
    その時の自分がきらきらと輝き
    今の自分を抱きしめてくれる。

    そしてたとえば

    自分が 愛するものを守るために動いた
    誇らしい気持ち、

    たとえ
    小さなことでも
    ささやかなことでも

    頑張れた自分を
    忘れちゃいけない。

    ほのぼのとした歌の世界ではあるけれど
    根底にある「愛」が
    この身に沁みます。

    そして
    「老いていくことが 忘れられるものなら
    明日という日はいらないだろう」

    という この麻生香太郎氏の詩も
    哲学的で
    深い教えのある言葉です。

    Osamu Shojiの慈愛に満ちた メロディとピアノは
    いつの時代に聞いても
    温かい気持ちと
    ほほえみを 聴く人に与えてくれます。

    そしてこの作品は
    五郎さんの素朴さや
    優しさが 染み渡るような作品です。

    追記・この作品が収録されている'76秋の五大都市コンサートは
    2016.09.28にタワーレコードさんにより復刻されました!
    5大都市コンサート76
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